塹壕とは?

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ざん ごう -がう [0] 【塹

陣地周りに掘る溝(みぞ)。
城の周りのほり。

塹壕

読み方:ザンゴウ(zangou)

陣地周りに掘る溝


【塹壕】(ざんごう)

Trench
銃撃戦において敵の銃弾から隠れるために地面に掘る穴。
隠れたまま移動できるよう水路のように深く長い溝を掘るのが一般的
第一次世界大戦では、両陣営ヨーロッパ大陸縦断する長大な塹壕線を築いたことで知られる。

銃火器実用化された比較初期時代から用いられていたが、当初射撃後に銃剣突撃による白兵戦移行する事が多かったため、さほど重要視されていなかった。
しかし機関銃登場すると白兵戦恐ろしく困難になったため、かわりに塹壕が多用されるようになった
塹壕の上端から顔と小銃だけを覗かせ撃ち合うことが基本であり、射撃しやすいように掩体設けられる。
ただしそれだけでは膠着状態に陥りやすいため、迫撃砲によって支援したり、少数兵士が敵の塹壕に乗り込んで白兵戦によって敵を掃討するなどの戦術もとられた。
これらの特徴火器登場以前戦争における城塞とほぼ同様で、旧来の城や砦が近代的要塞へと置き換わっていったものと見る向きもある。

戦車航空機などの登場によって再び必要性薄くなったが、現在でも拠点防御に用いられることがあり、塹壕を掘るためのスコップ(えんぴ)は歩兵必需品である。

関連M1897 塹壕戦 タコツボ


塹壕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/27 04:01 UTC 版)

塹壕(ざんごう、: trench)は、戦争歩兵砲撃撃から身を守るために使うまたはである。野戦においては南北戦争から本格的に使用され始め、現代でも使用されている。日本陸軍では散兵壕(さんぺいごう)と呼んだ。個人用の小さなものはタコツボとも呼ばれる。


  1. ^ 名和弓雄『長篠・設楽原合戦の真実』第2章「馬防柵神話の崩壊」、雄山閣、平成10年(1988年)刊行。
  2. ^ 「普通のマスケット銃で200ヤード(180m)離れた敵を狙っても、月に命中させようとするようなものだ」
    (1814年ハンガー大佐。原典hughes,firepower26ページ。邦訳例『飛び道具の人類史』183ページ)
  3. ^ 「施条した銃砲が圧倒的な破壊力を発揮し、兵士たちは塹壕や地下掩蔽壕に避難することを余儀なくされた。伝統的な白兵突撃は多くの犠牲を出すようになり、戦場で目立つ騎兵は地形に隠れやすい歩兵より射撃に脆弱であり、衰退し始めた。」『飛び道具の人類史』190Pより引用。
  4. ^ 「黒色火薬は煙が多く出る。連続射撃をすると煙で前が見えなくなる」『「鉄砲」撃って100』(かのよしのり著)175Pより引用。「実際の戦場は黒色火薬の発射によるものすごい白煙で、ほとんど何も見えない状態だった思われる」『日本甲冑史[下巻]』(中西立太著)」71Pより引用。
  5. ^ 『ピストルと銃の図鑑』(著:小橋良夫 関野邦夫・池田書店)P.179
  6. ^ 19世紀後半には、小銃も大砲も弾薬を後部から装填する後装式が主流になり、操作が容易になるとともに発射速度が大幅に増加した。」『飛び道具の人類史』189Pより引用。
  7. ^ 「武器の改良は歴史家が産業革命と称する現象の一部であり、産業革命全体と関連付けて考察しなければならない。(中略)大量の弾薬を戦場に運ぶことを可能にした。新たに開発された鉄鋼類や精密な工作機械の出現、互換性のあるパーツの大量生産は、兵器のデザインや生産様式や使用方法に革命的な変化をもたらした」『飛び道具の人類史』189Pより引用。
  8. ^ 「銃身や砲身に腔線を刻むことで(中略)命中精度が高まった」『飛び道具の人類史』189Pより引用。
  9. ^ 機関銃は極めて効果的だが絶対ではなく、状況次第で塹壕の突破例は可能だった。しかし、次の陣地帯を攻略する前に守備側の増援と奪還が行われ、戦況を一変させるような決定的な突破にはむすびつくことはなかなかできなかった。
  10. ^ 欧州では鉄道網が発達しており、大いに利用された。普仏戦争プロイセンの勝利要因に数えられたことから各国とも熱心に研究し、活用していた。第一次世界大戦では限定的ながら内燃機関を利用した自動車も兵士・物資の輸送に利用された。
  11. ^ NHKスペシャル映像の世紀』第2集「大量殺戮の完成」(1995年4月15日放送、日本放送協会)において引用されたもの。原典については不明。





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