トレンチナイフとは? わかりやすく解説

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トレンチナイフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/20 00:11 UTC 版)

トレンチナイフ英語: trench knife)は、塹壕のような手狭な場所で白兵戦を行うための戦闘用ナイフである。一般に私物のナイフ[# 1]のうち、格闘戦に向くものをさすが、塹壕戦となった第一次世界大戦中には専用装備としてのトレンチナイフも開発され、配備された。


注釈

  1. ^ 人間が野外活動を行う上で雑事用のナイフは必需品に近い。当然、白兵戦にも用いられた。近代以降は制式装備の銃剣が軍から支給される様になったが、元来槍の代用品である銃剣はナイフとしての性能が低かったため[1]、私物のナイフを持ち込む兵士が多かった[2]
  2. ^ M9A1 銃剣のようにコンバットナイフに着剣装置をつけたといったほうが妥当なものも登場している[5]
  3. ^ まず半自動射撃が可能な自動小銃が登場し、次に全自動射撃に適したアサルトライフルが登場し、一般化した。近年では狭い場所でも取り回しのよい短縮小銃(カービン)が流行している

参照

  1. ^ 銃剣はもともと「槍の穂先」の進化系であり、間合いの短いナイフ戦闘に使うには形も大きさも不向きだった『図解ミリタリーアイテム (F-Files)』148Pより引用
  2. ^ やはり"ナイフで戦う"ためにデザインされた専用品は使いやすさや切れ味が別物で(中略)兵士たちは自腹を切ってこうしたナイフを持ち込んだ『図解ミリタリーアイテム (F-Files)』148Pより引用
  3. ^ 「普通のマスケット銃で200ヤード(180m)離れた敵を狙っても、月に命中させようとするようなものだ」1814年にハンガー大佐が著書にて。原典hughes,firepower26ページ。邦訳例『飛び道具の人類史』183ページ
  4. ^ 『図解ミリタリーアイテム (F-Files)』152-153P
  5. ^ 新たに「コンバットナイフ」としての役割が与えられ(中略)『M9銃剣』などがその代表『図解ミリタリーアイテム (F-Files)』146Pより引用
  6. ^ 『新・戦争のテクノロジー』ジェイムズ・F・ダニガンには人を刺す以外なら何でも使える短剣という表現すら見られる(41Pより引用)。ただし、これは歩兵用火器を解説した節に「ピストル(だいたい無用の長物)、短剣(炊事などに有効)」という文があり、次に個人装備の節に武器以外の装備品と並べて「人を刺す以外ならなんにでも使える短剣」という表現が登場する。つまり、「冷戦当時の軍隊では,ナイフは武器でもあるが、どちらかというと道具として重要である」という意味と思われる。しかも、この項目は銃剣についての記述がなく、銃剣を武器として使い、それ以外に雑事用のナイフを持っているとも取れる(実際にそういうケースは珍しくなく、いわゆる十徳ナイフもアーミーナイフと呼ばれる軍用品である)。そもそも、この本は冷戦時代の技術全体を全体総記した本であり、歩兵用の軽火器や個人装備はそれぞれ1ページ未満でさらりと触れられているに過ぎず、これ以上の判読は難しいと言わざるを得ない
  7. ^ やはり"ナイフで戦う"ためにデザインされた専用品は使いやすさや切れ味が別物で(中略)兵士たちは自腹を切ってこうしたナイフを持ち込んだ。『図解ミリタリーアイテム (F-Files)』148Pより引用


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