【自動小銃】(じどうしょうじゅう)
次弾の装填が自動で行われ連続発射可能な機構をもった小銃。
自動小銃の研究開発は各国で行われていたが、1936年にアメリカ軍がM1ライフルを主力小銃として採用したのをはじめ、各国で実用化が相次いだ。
とくに1943年からドイツ軍が使用したMP43(後のStG44)はフルオート射撃も可能な画期的なもので、以後の歩兵装備に大きな影響を与えた。
近年ではフルオート射撃可能なものがほとんどで、従来の自動小銃と区別して突撃銃(アサルトライフル)と呼ぶことがある。
それらは通常フルオート、セミオートの切り替えが行えるが、フルオート射撃時は激しい反動で命中率が著しく低下したり、また戦場での恐怖心から無駄弾を撃つことが多いため、最近ではフルオートに代わってバースト射撃機構を採用したり、原則的な射撃をセミオートで行うこととしている。
現在、軍用小銃として使用されているもののほとんどが突撃銃に該当する。
関連:M16 AK47
自動小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 06:08 UTC 版)
自動小銃(じどうしょうじゅう、英語: Automatic rifle)は、発射時の反動・ガス圧などを利用した機構により弾薬の装填・排莢が自動的に行われる小銃である。狙撃銃や対物狙撃銃を除いた現在の軍用小銃は、一般に自動小銃である。
注釈
- ^ このため、前述のM.1888がM.1896と共に“マドセン-ラスムッセンライフル(Madsen-Rasmussen Rifle)”と呼ばれることに対し、しばしばM.1896を特定的に指して“ショービューライフル(Schoubue Rifle)”と呼ぶことがある。
出典
- ^ “Automatic rifle”. britannica.com. 2020年5月6日閲覧。
- ^ “防衛省規格 火器用語(小火器)” (PDF). 防衛省 (2009年5月13日). 2018年1月27日閲覧。
- ^ “Manual of the Automatic Rifle (Chauchat), Drill – Combat – Mechanism”. War Department. 2015年11月17日閲覧。
- ^ Forgotten Weapons>Madsen-Rasmussen 1888/1896 ※2020年11月8日閲覧
- ^ Modern Firearms>Madsen M1896 ※2020年11月8日閲覧
- ^ M/1888 Forsøgsrekylgevær -винтовка Мадсена -Расмуссена, Дания. ※2020年11月8日閲覧
- ^ 小山 1941, pp. 249–252.
自動小銃
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「朝鮮人民軍の兵器一覧」の記事における「自動小銃」の解説
トカレフM1940半自動小銃 - ソ連で開発された自動小銃。現在は88式小銃や98式小銃と置き換わる形で民兵向けに転用されている可能性がある。[要出典] 63式小銃-SKSカービンのライセンス生産型。 58式小銃 - AK-47のライセンス生産型。2005年段階でも装備している写真が公開された。 2021年9月に行われた軍事パレードでは、民兵組織の部隊が装備し、また銃剣やGP-25擲弾発射機を取り付けていた。 56式小銃 - 中国でのAK-47のライセンス生産型。 68式小銃 - AKMのライセンス生産型。 88式小銃 - AK-74のライセンス生産型。折畳銃床の88式小銃が九州南西海域工作船事件で使用され、海中から回収された。2021年9月に行われた軍事パレードでは、治安維持部隊と思われる黒色の衣類にフリッツ型ヘルメットを装備した部隊が装備、通常マガジンからヘリカルマガジンへと換装されていた。 98式小銃 - AK-47のライセンス生産型だが、プラスチック部品が金属製になっている。AK系の自動小銃にはライフルグレネード装着が可能であるほか、2010年代後半には銃身下部に装着する擲弾発射器装備も確認されている。2020年10月の軍事パレードには、スコープやフラッシュハイダー、ヘリカルマガジンらしきものを装備した個体も複数登場した。なお、88式同様折畳銃床タイプのものも確認されていて、2020年10月の軍事パレードで公開された映像から、一般部隊をはじめ戦車兵等比較的広範に装備されているものと思われる。 新型小銃 - 2020年10月に行われた軍事パレードで初めて公開された。外見は98式小銃に類似しているが、弾倉形状は西側製銃器を基にしたとみられるタイプのものへ変更、折畳銃床かスケルトンタイプの銃床が取り付けられ、ピカティニー・レールシステムも取り付けられていた。98式小銃の改良型か改設計された新型とみられる。 新型小銃 − 2020年10月の軍事パレードで確認されたブルパップ式自動小銃。形状はロシアKBP A-91に似る。スコープやフラッシュライトなどの各種アタッチメントが取り付けられていることも同時に確認されている。 なお、既存の一般部隊からは現状確認できていないので特殊部隊向けであると思われる。2022年の軍事パレードでは海洋迷彩を纏った部隊など一部部隊が所持していたため前述の通り特殊部隊や海軍歩兵、工作員部隊が装備しているものと思われる。 新型複合小銃 - 2018年の軍事パレードで初確認された。照準器やマガジン構造、全体構造は韓国軍が開発していたK11複合型小銃に酷似している。2021年1月の閲兵式にも再度登場。演習などで一般部隊の装備から確認されていないので、広範囲には配備されておらず、特殊部隊用と思われる。[要出典] K2自動小銃 - 韓国製アサルトライフル。無許可コピーと思われ、1990年代頃に確認されている。 なお、江陵浸透事件などの韓国への工作員侵入事件では、M16が鹵獲されている。
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自動小銃(AK-74)
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「オウム真理教の兵器」の記事における「自動小銃(AK-74)」の解説
ソ連軍が採用した自動小銃AK-74を基に、銃の密造を企てた(詳細は自動小銃密造事件を参照のこと)。AK-74は麻原の命名で「ナーディー」、弾薬は「プラーナ」と呼ばれていた。
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自動小銃
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M16A1 M16A2 H&K HK33E IMI タボール M1ガーランド = 88式小銃(ปลยบ.88)の名で現地生産されていた。現在は陸軍学校で教練用として使用されている。 U.S.M1カービン = 87式カービン(ปสบ. 87)の名で現地生産されていた。現在は上記の88式と同じく、陸軍学校で教練用として使用している。
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自動小銃
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豊和工業製の自動小銃、64式小銃は警視庁及び大阪府警察の特殊部隊(SAT)が機動隊の所属であった際に、光学照準器を搭載した狙撃銃として装備していたとされている。また、89式小銃は警察庁作成の資料によれば警視庁他のSATに配備されている。
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自動小銃
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H&K G3A3 - メイトリックスが自宅の武器庫から持ち出す。※厳密には市販向けセミオートモデルであるHK91。
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自動小銃
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