半自動式拳銃とは? わかりやすく解説

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【半自動式拳銃】(はんじどうしきけんじゅう)

Semi-automatic Pistol

発砲後、空薬莢排出と次弾の装填自動的に行う機能備えた拳銃
「弾切れまでは引き金を引く以外の操作を何もしなくて良い」のは開発当時非常に革新的な機能であった
現代では搭載していて当然の機能だが、それでも特に半自動式(Semi-Automatic)と呼ばれる

ただし、さすがに拳銃」と略して呼ぶ場合の方が圧倒的に多い。

装填・排必要な動力には、初弾反動(リコイル)や装薬発射ガス利用する
ガス利用式はライフル等に多い機能で、半自動式拳銃での採用では主に反動利用される

念のため付記しておくが、電動ではない。
フィクションではしばしば「拳銃持ち手の下に挿し込む部品」が描写されるが、あれは電池ではない。
弾を入れケース弾倉)である。

弾数なうえ素早く再装填でき、扱いやすいのが特性
新機種の登場頻度比較高く人間工学的な研究も非常に進んでいる。
反面不発や排装填トラブルによって作動停止する恐れ多少ある。

改良進んだ現代モデルでは、整備不良でない限りほとんどトラブル見舞われる事はない。
それでも、特殊部隊などのプロユースでは半自動式よりも堅牢な回転式拳銃がしばしば採用される

サイズ小さく持ち運びが容易であるため、民間人警察官など護身用武器として適する。
この特性違法に隠して持ち歩く事も容易にするため、銃社会における犯罪凶器としてもよく見られる

最大の欠点殺傷力有効射程である。
弾丸そのものは相当遠くまで届くが、一般的な射手技量命中期待できる距離は10mに満たない
それでも素手刃物鈍器に対して十分に有利であるが、散弾銃小銃比べれば圧倒的に劣る。
殺傷力人間失血死させるには十分だが、錯乱状態にある人間即時確実に制圧できるほどのものではない。


半自動式拳銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 14:35 UTC 版)

40 S&Wでチャンバー化されたGlock 22半自動ピストル

半自動式拳銃(はんじどうしきけんじゅう、英語: Semi-automatic pistol)は、これまでの弾丸の装填、連射速度の問題を解決した現代型の拳銃

解説

これまではピストルに鉛玉を装填し、発射薬に火打石を当て、発射する仕組みだったが、薬莢をまとめて弾倉に入れ、早い連射速度実現することが出来た。

仕組み

銃本体には セーフティーレバー、マガジンリリース、薬室、スライドリリースがある。

  • セーフティーレバー - セーフティーレバーは名前の通り、銃自体のロックをかけるレバーのことである。セーフティーをオンにすると、トリガー、スライドリリースの全ての動きが制限される。
  • マガジンリリース - マガジンを取り出す時に押すボタン。半自動式拳銃は基本的にグリップ左面の左上に位置している。
  • 薬室 - 発射する弾丸を入れておく場所。薬室に弾丸を入れておくとマガジンに入る弾丸の数が1発増える。
  • スライドリリース - スライドリリースは銃本体の上部のパーツのことを指す。トリガーと連動してブローバックし、空薬莢の排出、薬室への次の弾丸の装填を同時に行う連射システムのこと。

その他の追加アタッチメント

  • サプレッサー - 拳銃のバレル部分に装着し、消音機能を発揮するパーツ。サプレッサーは、銃の音で耳が悪くなった父のために父の息子が作ったものが始まり。
  • レーザーサイト・レーザーライト - レーザーを利用し、銃の命中精度を上げようというもの。基本的にバレル下部に搭載される。

脚注

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