反動とは? わかりやすく解説

はん‐どう【反動】

読み方:はんどう

他に力や作用及ぼしたときに、その反作用押し返されること。

ある傾向対抗して生じるそれと全く反対傾向動き。「好景気の—が出はじめる」

一切改革革新反対して、守旧立場に立つ極端な保守主義また、その立場をとる人。「—主義」「—勢力


反動

読み方:はんどう

  1. 相場余り高値張る軈て反動的安値になる。之を反動安といふ。その反対反動高といふ。〔相場語〕

分類 相場

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

反動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/15 21:05 UTC 版)

1932年のフランスのポスター。「2段階の選挙が反動的な人々に勝つ」

反動(はんどう、: reactionary)とは歴史用語、政治用語で、一切の改革や革新に反対する姿勢、行動のこと。左翼勢力が右翼勢力をさして批判的文脈で用いる(「保守反動」「右翼反動」など)。この逆の“革新反動”といった表現は存在しない。革新は基本的に「進歩主義」だからである。

概要

反動の原義はフランス革命後の一連の、王党派を含む反革命勢力に対する呼称の「反動派」(フランス語: réactionnaires)で、それが明治期に政治学用語として日本に紹介され翻訳されたものである。

歴史上、著名な事件にはフランス革命後のテルミドールの反動[1]があり、テルミドールのクーデターによってジャコバン派ロベスピエール独裁体制が、穏健共和派などによって倒された。

マルクス主義唯物史観の立場からは、人類社会は経済の発展段階に応じて資本主義社会から社会主義社会、共産主義社会へと発展するとしたため、この流れへの抵抗や歴史的逆行は反動主義とみなされる。社会民主主義、社会主義や共産主義では、帝国主義ファシズムを代表的な反動と位置付けた。一党独裁共産主義国では、「反動」のレッテルを押された者の一部が粛清される場合があった。

ドイツナチスは自分自身を反動的と見なしておらず、自らを右翼的革新ととらえ、反抗勢力(プロイセンの君主、貴族ローマ・カトリック)を敵の中に含んだ。 ナチスが1933年に自由選挙を通じて国民革命を起こしたという事実は、彼らが独善的な革命解釈をしていることを示している。しかし彼らは伝統、民俗学、古典思想、フリードリヒ大王のリーダーシップを理想化し、ワイマール共和国民主主義自由な社会を拒絶し、ナチス・ドイツ国家を第3帝国と称した(第1は神聖ローマ帝国、 第2はドイツ帝国) (リアクションモダニズムも参照)。

現代では、米国オルト・ライトもしくはリバタリアニズムの一派として、封建主義(feudalism)を志向する新反動主義が現れている[2]

関連項目

脚注


反動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 05:15 UTC 版)

楽天ad4U」の記事における「反動」の解説

隠されていた楽天ad4U実態明らかにされると、業界関係者からも非難の声があがった検索エンジンマーケティング話題を扱うブログSEM酒場」は、2008年10月26日エントリーで、楽天ad4U広告業界関係者の間でも「大丈夫なのか」と心配されていたことを明らかにし、このような手段広告配信されることを消費者知れば広告に対して嫌悪感持たれかねず、広告関係各社苦心土足踏み荒らされたと苦言呈し通常の行動ターゲティング広告とは区別して、ad4Uは「行動スキミング広告」と名乗ってほしいと述べている。 一方このような批判の中、ドリコム社の元社員名乗る人物のブログでは、「華麗にスルーでいいでしょう」、「法律結論が出るまでがドリコムエンジニアの腕の見せ所」、「まぁここまでいやがられてるなら、個人的には、ガンガンいこうぜ 」と述べている。 また、楽天ad4Uオプトアウト方式問題があるとの指摘出た2008年12月12日のxenoma日記によると、楽天ad4Uオプトアウト申し込むページでオプトアウトボタンを押すと、オプトアウトしたブラウザーであることを示すcookie発行されるが、そのcookie有効期限1年設定されているため、1年経過するオプトアウト解除されてしまうという。そのため、継続してオプトアウト続けるには、毎年ボタンを押すためにこのページ訪れなければならないという。さらに、livedoor版のad4Uでは、このオプトアウトcookie有効期限1か月とさらに短く設定され事実上オプトアウトとして機能していないことが指摘された。その後livedoor版ad4Uでは、この期限が1年変更されたという。 朝日新聞は、2008年11月20日夕刊で、楽天ad4U中立的な立場紹介し楽天の「プライバシー保護には最大限配慮をしており、個人情報閲覧履歴取得してはいない」というコメント掲載楽天機能オフにすることもできる説明していると伝えたまた、この時点でもドリコムが「特許出願中なので答えられない」という姿勢貫いていることを伝えている。 産経新聞は、2009年8月21日朝刊で、楽天ad4Uに「問題視する声が強まっている」とする批判的な記事掲載した行動ターゲティング広告は「自社サイト内だけのアクセス情報収集するのが一般的だ」とした上で楽天ad4U総務省研究会取り上げられたこと、「情報無断収集する行為だ」という消費者団体の声、「社会的なルール反する」という総務省消費者行政課のコメント掲載し、「利用者反発を招くサービス広告価値下げるだけ」という大手ネット広告会社コメント伝えた

※この「反動」の解説は、「楽天ad4U」の解説の一部です。
「反動」を含む「楽天ad4U」の記事については、「楽天ad4U」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「反動」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

反動

出典:『Wiktionary』 (2021/07/30 04:38 UTC 版)

名詞

  (はんどう)

  1. 作用が働くときに反作用反対方向に進むこと。
  2. ある傾向対抗し生じ反対傾向動き
  3. 歴史の流れ改革変化革新進歩反対して旧来のもの戻した維持しようとする傾向その人

翻訳


「反動」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「反動」の関連用語

反動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



反動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの反動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの楽天ad4U (改訂履歴)、ロシア史 (1991年-現在) (改訂履歴)、Phorm (改訂履歴)、米英戦争に対する反戦運動 (改訂履歴)、ECコミック (改訂履歴)、.30-06スプリングフィールド弾 (改訂履歴)、十月詔書 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの反動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS