軍隊での使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:58 UTC 版)
軍隊で使用される戦闘用ナイフでは銃剣が著名だが、銃剣は本来は先込め銃の時代に小銃に着剣して槍として使うために刺突能力のみが重視されており、刃がついていない(斬りつけることができない)ものが多くあり、ナイフとしての性能は求められないものであった。兵士は銃剣とは別に近接戦闘用のナイフを持つことも多く、砲兵が装備した大型のナイフである砲兵刀や、塹壕戦で使われた事からトレンチナイフと呼ばれたもの、CIAの前身であるOSSでも使用されたフェアバーン・サイクス戦闘ナイフが挙げられる。これらのナイフの多くは刺突能力を向上させるため、諸刃の構造を持つ“ダガー”形状となっている。 しかし、現代では自動火器の発達で、ナイフに頼らずとも近接戦闘を行うことが容易になったため、純粋な戦闘用ナイフは求められなくなってきている。そこで軍隊で用いられる戦闘用ナイフは「ナイフとしても使える銃剣」という形で一本に集約され、銃剣自体もワイヤーカッターや鋸刃が付く等、多機能化する傾向にある。 なお、軍隊は野外での雑事用としてもナイフを必要とすることから、ナイフを個人に支給する例が多い。これは大きく、米軍で第二次世界大戦期から使用されるKA-BARや、湾岸戦争の頃に採用されるコールドスチール Recon Scoutのようなシースナイフと、1891年からスイス軍で採用されている。ビクトリノックス ソルジャーのようなツールナイフに二分される。 軍隊ではナイフは最も紛失しやすい物の一つであるため、米軍では私物のナイフを使用することが認められている。そのため兵士を対象にしたナイフが刃物メーカーやカスタムナイフメーカーにより多く制作・販売されている。
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軍隊での使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 07:39 UTC 版)
フランス政府は、海外駐留部隊がある種の隠密作戦の際にモダフィニルを用いたことを示唆した。モダフィニルは兵士への使用に関してアメリカ合衆国軍隊で繰り返し研究されている。 ある研究では、モダフィニル 600 mg を3回に分けて服用したヘリコプターパイロットは、88時間のうち、たった8時間の睡眠を摂っただけで覚醒状態を維持し続けた。他の研究では、モダフィニル 300 mg を、100 mg ずつ3回摂取した戦闘機パイロットの場合、断眠したF-117パイロットは、基準レベルに比べ操縦の正確さは約27%以内の低下を示したのみであった。
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