きょう‐へき【胸壁】
胸壁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/15 06:23 UTC 版)
胸壁(きょうへき 英語: battlement,フランス語: créneau)は、城壁や城の最上部に設けられ、城壁最上部の通路や当該場所で活動する兵士を防御するための背の低い壁面のこと[1]。一般的にはこの壁面を凹凸状にして凹部を狭間(embrasure)として利用すると共に、凸部(merlon)には狭間窓(射眼、銃眼)が設けられることもあった。この形式の胸壁のことを狭間胸壁(はざまきょうへき)と表記する場合もある。13世紀以降のヨーロッパにおいては、軍事的機能に加えて装飾的機能を併せ持った胸壁のデザインが採用されることもあった[1]。
中国では、女牆と呼ばれる。この部分が破壊された時、即席で木女頭と呼ばれるバリケードを設置して対抗した。
参考文献
- ^ a b マルコム・ヒスロップ Dr. Malcolm Hislop 著 『歴史的古城を読み解く』(桑平幸子訳) ISBN 978-4-88282-912-6
「胸壁」の例文・使い方・用例・文例
- 心停止中の循環を維持するように意図した心臓のリズムのある圧迫(胸壁を通じてまたは手術中には直接心臓へのどちらかで)を行う緊急の動作
- 肋膜空洞を広げている胸壁への外科的な切り込み
- それらの銃眼付きの胸壁のようなような繰り返される四角いへこみを持つか、に似ているさま
- 銃眼付きの胸壁や刻み目のついた胸土、または発射用の狭間で保護される
- 銃眼付き胸壁を供給する
- 防御のため銃眼付きの胸壁を備え付けることにより要塞化する
- 要塞の中にある土を盛った塚で、そこから胸壁を越えて重い銃が発射される
- 銃眼付き胸壁の2つのマーロンの間にある切り欠き、または空間
- 心室細動の間、心拍を正常に戻す試みにおいて胸壁を通して心臓に予めセットされた電圧の感電を施す電子装置
- 銃眼を設けた狭間胸壁の2つの銃眼の間の中実部分
- 掘削された土壌の胸壁を持つ要塞として掘られる溝
- 胸壁と腹壁に流れる静脈系の1つ
- 胸壁を流れる静脈
- 内部の胸壁の内側を覆い、横隔膜を覆う肋膜
- 大型銃が城壁の最上位の胸壁の後ろに取り付けられることができる水平空間
- しばしば心臓か腎臓の病気から生じる胸腔(肺と胸壁の間のスペース)の水分貯留
- 肋膜空洞の血液貯留(肺と胸壁の間の空間)
胸壁と同じ種類の言葉
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