グスクとは? わかりやすく解説

ぐすく

沖縄の古い言葉で、城(しろ)のこと。中城(なかぐすく)・玉城(たまぐすく)などの地名や姓に残る。→勝連城跡座喜味城跡今帰仁城跡中城城跡


グスク

読み方:ぐすく

グスクは城と訳されるが、城としてのグスクはほんの一部しかないちなみに世界遺産リストには「城」でなく「グスク」とカタカナ表記されている。沖縄のグスクは沖縄本島周辺離島合わせると、420ヵ所もあるという。これらのグスクには首里城などの大型のグスクとともに豪族屋敷規模という城も含まれており、また神殿や墓として機能していた御嶽(うたき)としてのグスクも多くあるという。

読み方:グスク(gusuku

所在 鹿児島県大島郡与論町


読み方:グスク(gusuku

所在 沖縄県名護市


城久

読み方:グスク(gusuku

所在 鹿児島県大島郡喜界町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

グスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 04:27 UTC 版)

グスク御城)もしくはスク)とは、南西諸島の内、沖縄地方領域である奄美群島鹿児島県)から八重山諸島沖縄県)の沖縄弧とも呼ばれる地域にかけて、多数存在するグスク時代遺跡本土戦国時代の城とは異なり、戦いに備えた建築物とは限らず、館や拝所であったと考えられるものもあり、地域、時期、により形態や呼び方に違いがある。三山時代には王や按司の居城となっていた。


注釈

  1. ^ 宗教遺構として斎場御獄が、また、首里城附属の遺構として、玉陵、園比屋武御獄石門、識名園が世界遺産登録されている[2][3]

出典

  1. ^ 仲松弥秀『神と村』(1990年)、梟社、ISBN 978-4787763013
  2. ^ a b 沖縄の世界遺産(せかいいさん)(沖縄県教育庁文化財課)
  3. ^ a b c d 世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」(「世界遺産オンライン」:文化庁
  4. ^ ここでは単独項目のあるもの、国や県指定のグスク・遺跡など。太字は世界遺産指定。以下同じ
  5. ^ 沖縄県教育委員会(1983)。なお、上記以外にも多数の未確認のグスクがある。


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