按司とは? わかりやすく解説

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あ‐じ【×按司】

読み方:あじ

明治維新前琉球(りゅうきゅう)の位階の一。古くからの系譜をもつ地域の支配者で、のちに国王任命する位階となった。あんじ。あんず。


あん‐じ【×按司】

読み方:あんじ

「あじ(按司)」に同じ。


按司

読み方:アンジ(anji), アジaji

古代琉球各地割拠していた政治的支配者


按司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 03:11 UTC 版)

按司(あじ、または、あんじ)は、琉球諸島および奄美群島に存在した称号および位階の一つ。


  1. ^ 『沖縄県の歴史』(2004年)p.50
  2. ^ 戸部良煕著「大島筆記」『海表叢書』巻三、1928年、32頁参照。
  3. ^ 『琉球藩臣家禄記』(1873年)より


「按司」の続きの解説一覧

按司(アジもしくはアンジ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 02:31 UTC 版)

琉球の位階」の記事における「按司(アジもしくはアンジ)」の解説

王族のうち、王子に次ぐ称号および位階名で、王子や按司の嗣子がなった。つまり、按司は王家分家当主賜るもので、日本宮家当主相当する。按司はアジまたはアンジ発音し、主(あるじ)からの転訛とも言われている。それゆえ、按司は当て字である。 元来、按司は地方支配者やその家族など支配者階級にある人物の称号であったが、第二尚氏王統下になると、もっぱら王族称号および位階となっていった。玉陵の碑文には、王の子並びに世添御殿の大按司、聞得大君の按司、佐司笠の按司というように、王母上級神女の敬称辞としても按司が使われている。前項見たように王の子はのちに王子称するようになった当初按司の子は皆按司を称したが、尚貞王治世1692年以降嗣子のみが称するように改められた。これには王府財政問題が関わっていたとされる。按司は大功があると王子位に陞(のぼ)ることもあったが、歴代当主功績なければ七代士分降格となった赤地五色浮織冠か黄地五色浮織冠を戴き金簪差した

※この「按司(アジもしくはアンジ)」の解説は、「琉球の位階」の解説の一部です。
「按司(アジもしくはアンジ)」を含む「琉球の位階」の記事については、「琉球の位階」の概要を参照ください。

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