玉川御殿とは? わかりやすく解説

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玉川御殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/07 06:17 UTC 版)

玉川御殿
丸に左三つ巴
本姓 向氏第二尚氏
家祖 読谷山王子朝苗
種別 琉球王族
出身地 琉球王国・首里
主な根拠地 琉球王国・首里
著名な人物 玉川王子朝達
支流、分家 向氏浦添殿内、向氏識名殿内、向氏喜如嘉殿内
凡例 / Category:日本の氏族

玉川御殿(たまがわうどぅん)は、尚清王の八男・尚洪徳、読谷山王子朝苗を元祖とする琉球王族第二尚氏の分家で、王国末期に兼城間切(現:糸満市兼城地区)の按司地頭を務めた琉球王国大名

玉川御殿は1世から7世まで読谷山按司(王子)を称していたが、7世朝悦に子がなく、叔父の6世佐敷按司朝易が家督を継いで、7世仲里按司朝英と称した。その後、13世まで仲里按司を称していたが、13世朝慶に男子がなかったため、尚灝王の七男朝達が養子に入って兼城間切の按司地頭職に就任、14世玉川王子朝達と称した。朝達は牧志恩河事件に巻き込まれて、領地の兼城間切糸満村に蟄居し、失意の内に亡くなった。15世朝常の時、廃藩置県を迎えた。

系譜

  • 一世・読谷山王子朝苗
  • 二世・読谷山按司朝陳
  • 三世・読谷山按司朝孝
  • 四世・読谷山按司朝宜
  • 五世・読谷山王子朝宗
  • 六世・読谷山按司朝基
  • 七世・読谷山按司朝悦
  • 七世・仲里按司朝英(朝悦の叔父・六世佐敷按司朝易が家督を継ぐ)
  • 八世・仲里按司朝隆
  • 九世・仲里按司朝興
  • 十世・仲里按司朝恭
  • 十一世・仲里按司朝儀
  • 十二世・不詳
  • 十三世・仲里按司朝慶
  • 十四世・玉川王子朝達(尚灝王七男。朝慶の養子となる。)
  • 十五世・玉川按司朝常

参考文献

  • 沖縄県氏姓家系大辞典 編纂委員会 『沖縄県氏姓家系大辞典』 角川書店、1992年(平成4年)。ISBN 978-4040024707
  • 宮里朝光(監修)、那覇出版社(編集) 『沖縄門中大事典』 那覇出版社、1998年(平成10年)。ISBN 978-4890951017
  • 比嘉朝進 『士族門中家譜』 球陽出版、2005年(平成17年)。ISBN 978-4990245702

関連項目




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