ゼネコンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ゼネコンの意味・解説 

ゼネコン

総合工事業者。general contractorを略してできた言葉。 一般的には土木一式工事または建築一式工事を請け負う業者。 「総合建設業者」・「総合請負業者」ともいう。工事を元請し、 職別及び設備業者を下請けにして工事管理全般の責任をもつ。 ただし、設備工事専門の元請については通常、ゼネコンとは呼ばない。

ゼネコン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/11 15:05 UTC 版)

ゼネコンは、元請負者として各種の土木・建築工事を一式で発注者から直接請負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者を指す。日本語では総合工事業者や[1][2]、総合建設業者[3]に該当する。

語源

ゼネコンは、"General Contractor"(ゼネラル・コントラクター)の略である[1][2]。英語でcontractor(コントラクター)は建設工事分野の「請負者」という意味を指し、general contractor(ゼネラル・コントラクター、すなわち「総合工事業(者)」[1][2]または「総合請負(者)」)は、特定工種の工事だけを受託する specialist contractor(専門工事業(者))あるいは元請業者から工事の一部を受託するsubcontractor(下請業(者)・サブコン・協力会社)に対する用語である。

generalの「ゼネラル」への転写や、「ゼネコン」という略し方は、日本語独自のものである。

日本のゼネコン

日本では、第二次世界大戦後の高度経済成長期に建設需要が飛躍的に伸びたことで、ゼネコンが急成長を遂げたが、計画的に経営(経理)遂行ができない企業がある一方、資本を用意する前に建設を始めたが急成長できた会社もある。バブル崩壊後の建設需要の低迷、構造改革による政府の公共事業縮小などが原因で、1990年代後半から2000年代初頭には準大手以下で経営破綻に追い込まれたり、金融機関などの債権放棄・合併などで姿を変えた企業も存在した。

多くのゼネコンでは、建設業法上の複数の建設業許可を有する一方で、得意とする分野に特化するものや、その成り立ちから鉄道事業者や鉱業会社・鉄鋼会社の系列であるものも少なくない。前者については、国や自治体の競争入札において専門工事を分割発注する傾向が見られるなどの理由もあって、ゼネコンから専門工事部門を分社化、子会社化したり、事業合弁により複数社の専門工事部門からなる新たな専門工事業者が組織されるなどの動きもある。

スーパーゼネコン

日本における建設大手のうち以下の完成工事高上位5社を、その歴史と規模などから俗にスーパーゼネコンと呼ぶ。会社規模は従業員数(単独)で8,000人から1万人程度、売上高(単独)はおおむね1兆円から1兆5000億円の水準にある。建築・土木ともに日本を代表する建設工事を手掛ける。

スーパーゼネコンは、建設工事の施工を営業の中核として、社内に設計部門・エンジニアリング部門・研究開発部門を抱えており、建設に関する幅広い技術力を生かし成長をしている。

欧米の建設業界では、設計業と施工業は設計会社、施工会社と別会社組織で、明確な分業体制をとっているが、日本のスーパーゼネコンは世界的に見てもかなり特異的な経営方針を行っている。

準大手ゼネコン

スーパーゼネコンに次ぐ規模で、土木・建築・不動産開発など大型工事を手掛ける。会社規模は従業員数(単独)で2,500人から5,000人程度、売上高(単独)はおおむね3000億円から6500億円程度の水準にある。

中堅ゼネコン

会社規模は従業員数(単独)でおおむね1,000人から2,500人程度、売上高(単独)はおおむね1000億円から3000億円程度の水準にある。

その他の主要ゼネコン

建設会社における「組」

建設会社の商号には、「大林組」「熊谷組」「鴻池組」など「組」が使用されていることが多い。これは江戸から明治にかけて現在の建設業の始まりともいえる大工たちの労働組織が一棟梁単位で分けられ、それを「○○組」と呼んでいたことに由来する。現在でも伝統を重んじる姿勢から「○○組」という名称を用いる建設会社が多い。なお、暴力団に「○○組」と名乗っている組織が多いのは、この時期に博徒の多くが取り締まりから逃れるために土木建築請負の看板を利用したからである(ヤクザを参照)。

脚注

  1. 1 2 3 彰国社 編『建築大辞典 第2版』彰国社、1993年6月10日、909頁。
  2. 1 2 3 日本建築学会 編『建築学用語辞典』岩波書店、1993年12月6日、396頁。
  3. ↑ “ゼネコンとはどんな企業?サブコンとの違いや転職するメリットを徹底解説”. マイナビエージェント. 2024年3月18日閲覧。

関連項目


ゼネコン

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:15 UTC 版)

名詞

ゼネコン

  1. 総合建設業者を意味するゼネラル・コントラクター (general contractor) の略。

関連語


「ゼネコン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ゼネコン」の関連用語

ゼネコンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ゼネコンのページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ダイキン工業ダイキン工業
Copyright (C) 2026 DAIKIN INDUSTRIES, ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのゼネコン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのゼネコン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS