建具とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 家屋 > 建具 > 建具の意味・解説 

たて‐ぐ【建具】

読み方:たてぐ

戸・障子・襖(ふすま)など、建物外部、また建物内部仕切るためにもうけた開閉できるもの。


建具(たてぐ)

ドア、窓、障子、ふすまなど開口部取り付けるものの総称。そのほとんどが、開閉機能をもっている。室内外を隔てるもの(玄関ドアデッキへの掃き出し窓など)と、部屋同士隔てるもの(個室ドアなど)に、大別される。人の行き来通風採光間仕切り防犯意匠など多く役割をもっている。→ドア、窓

建具

読み方:たてぐ

  1. 衣服一般名称。〔第二類 人物風俗
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

建具

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 06:19 UTC 版)

建具(たてぐ)は、建築物の外壁の開口部あるいは内部に仕切りとして備えられる引き戸障子(ふすま)などの開閉式の設備[1][2]

2020年「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され、この17分野の中に「建具製作」が含まれている[1][3]。この建具の技術により、従来の建具の範疇を超えて、下駄箱座卓行燈なども製作されている[1]

建具の種類

建具は、主に建物の外壁に開口部材として設置される外部建具と、障子、襖(ふすま)、内装ドアなど建物の内部に用いられる内部建具に分けられる[2]

外部建具

外部建具には、サッシ、ドア、雨戸、防火戸、網戸などがある[2]。外部建具に要求される性能として、耐風圧性、気密性、水密性、断熱性、遮音性、防火性がある[2]

内部建具

内部建具には、障子、襖(ふすま)、内装ドア、クローゼットドア、浴室ドアなどがある[2]。内装ドアの形式にはユニット(枠付き)とリーフ(フラッシュ戸、かまち戸)がある[2]

建具金物

建具金物に取り付けられる丁番、戸車、レール、錠前などを建具金物という[2]

建具師

建具師の四代記を記した鈴志野勤の『細工師』によると、天保10年、江戸本郷春木町の初代足立屋倉吉が江戸城改築の建具を一手に引き受けた際、御用建具師と名乗ることを許されたという記録が建具師としてもっとも古いものとされる。鈴志野は、上野谷中にあった天王寺の五重塔の棟札に細工棟梁とあるのを知って、当時の細工師が建具専門業者でなかったかと推測し、また、江戸時代には大工のなかに造作専門の者がおり、建具はそれら専門の大工が建築現場で作っていたが、文化文政時代から建具製造が専門化して細工師となり、天保時代になって建具師となったとも考えられると記している[4]

脚注

  1. ^ a b c 愛知県建具協同組合 伝統を生かし新しい建具を創造 名古屋市技能職団体連合会 2023年7月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 11.建具造作工事 一般財団法人住宅金融普及協会 2023年7月22日閲覧。
  3. ^ 「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」のユネスコ無形文化遺産登録(代表一覧表記載)について”. 文化庁 (2020年12月17日). 2021年6月5日閲覧。
  4. ^ 鈴志野勤『細工師』建具工芸社、1962年11月 - 1966年7月。NCID BN09984265

関連項目


建具

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/09 14:05 UTC 版)

旧池田氏庭園」の記事における「建具」の解説

洋館使用されている材木は、外回り建具などにはヒバ内装造作等にはヒノキなどが使用されている。一方華麗豪華な洋館天井や建具ドア腰高の壁などには洋館創建当時の高級建材であるベニヤ使われている。 洋館外観 1階玉突室 階段室

※この「建具」の解説は、「旧池田氏庭園」の解説の一部です。
「建具」を含む「旧池田氏庭園」の記事については、「旧池田氏庭園」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「建具」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

建具

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 00:25 UTC 版)

名詞

  (たてぐ)

  1. 建物外部建物内部仕切るための開閉できる障子、窓、戸などの総称

「建具」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



建具と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「建具」の関連用語

建具のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



建具のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
地球丸地球丸
Copyright© The Whole Earth Publications Co.,Ltd. All Rights Reserved.
地球丸ログハウス用語集
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの建具 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの旧池田氏庭園 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの建具 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS