二十八天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 06:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動二十八天(にじゅうはちてん、中国語:二十八天、二十八诸天)とは、中国における仏教の護法善神の仏の事である。 日本では二十八部衆の存在に近い。二十四諸天と違い、緊那羅や阿修羅も含む。ただし、二十八天の場合も北極紫微大帝といった道教の神も含む[1]。典拠となる経典は日本の二十八部衆と同じ『千手観音造次第法儀軌』で二十八天は千手観音を守る護法善神の仏である。
名称
以下の名称は二階堂 善弘「二十四諸天と二十八部衆(東アジアの思想と構造)」からの引用である[2]。
道教神
居士
仏教の天部
- 大梵天(梵天)
- 帝釈天
- 持国天
- 増長天
- 広目天
- 多聞天
- 密迹金剛
- 散支大将
- 大弁財天
- 吉祥天
- 摩醯首羅
- 乾闥婆
- 阿修羅
- 緊那羅
- 難陀・跋難陀(難陀竜王、跋難陀竜王を同一)
- 摩睺羅伽
- 鬼子母(鬼子母神)
- 堅牢地神(地天)
- 韋駄天
- 菩提樹天(菩提樹神天:菩提樹を守る女神)
- 摩利支天
- 地蔵王(地蔵菩薩)
- 閻魔維(閻魔天)
- 日宮天子(日天)
- 月宮天子(月天)
脚注
- ^ 二階堂 善弘「二十四諸天と二十八部衆(東アジアの思想と構造)」『東アジア文化交渉研究』関西大学大学院東アジア文化研究科、(6)、2013年、pp.234-236より。
- ^ 二階堂 善弘「二十四諸天と二十八部衆(東アジアの思想と構造)」『東アジア文化交渉研究』関西大学大学院東アジア文化研究科、(6)、2013年、pp.235-236より
参考文献
- 二階堂 善弘「二十四諸天と二十八部衆(東アジアの思想と構造)」『東アジア文化交渉研究』関西大学大学院東アジア文化研究科、(6)、2013年
関連項目
- 二十八天のページへのリンク