持国天とは? わかりやすく解説

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じこく‐てん〔ヂコク‐〕【持国天】

読み方:じこくてん

《(梵)Dhtarāṣṭra仏法守護神四天王の一。東方を守る。天衣着て右手宝珠左手に刀を持つ。持国天王。


持国天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 05:25 UTC 版)

持国天
持国天の彫像
持国天
梵名 「ドゥリタラーシュトラ」
धृतराष्ट्र, Dhṛtarāṣṭra
別名 提頭頼吒
経典金光明経
『仏母大孔雀明王経』
法華経
方広大荘厳経
関連項目四天王
 増長天
 広目天
 多聞天
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持国天(じこくてん)、梵名: ドゥリタラーシュトラ: धृतराष्ट्र, Dhṛtarāṣṭra: Dhataraṭṭha、訳: 国を支える者)または東方天は、仏教における天部神。増長天広目天、多聞天(毘沙門天)と共に四天王の一尊に数えられる。又は提頭頼吒とも称する。三昧耶形は刀。種子はヂリ(𑖠𑖴、dhṛ)。

持国天は四天王の一体、東方を護る守護神[1]として造像される場合が多く、仏堂内部では本尊の向かって右手前に安置されるのが原則である。その姿には様々な表現があるが、日本では一般に革製の甲冑を身に着けた代の武将風の姿で表される。

持物は刀の場合が多い。例えば胎蔵界曼荼羅では体色は赤く、右手を拳にして右腰に置き、左手に刀を持つ姿で描かれる。また、中国の民間信仰に於いては白い顔で琵琶を持った姿で表される。右図は鎌倉時代作の四天王像のうちの持国天像で、足下に邪鬼を踏みつけ、刀を持つ右手を振り上げて仏敵を威嚇し、左手を腰に当てる姿に表されている。

本来はインド神話に登場する雷神インドラ帝釈天)の配下で、後に仏教に守護神として取り入れられた。仏の住む世界を支える須弥山の4方向を護る四天王の1人として東面の中腹である第四層の賢上城に住み、東の方角、或いは古代インドの世界観で地球上にあるとされた4つの大陸のうち東勝身洲(とうしょうしんしゅう)を守護するとされる。

また、乾闥婆毘舎遮を配下とする。

画像

脚注

注釈

出典

関連項目


持国天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/02 07:06 UTC 版)

新・紺碧の艦隊」の記事における「持国天」の解説

白銀艦隊旗艦アメリカから輸入したエセックス級航空母艦改造したもの。艦橋以外は空っぽで底に緩衝材設置して急降下爆撃受け止めてしまう。機関積んでいないため自力航行不可能であり航行中は亀天号に曳航されていた。コミック版では緩衝材ではなくハンモックのように張られた網で敵機から投下された2トン爆弾受け止めていた。

※この「持国天」の解説は、「新・紺碧の艦隊」の解説の一部です。
「持国天」を含む「新・紺碧の艦隊」の記事については、「新・紺碧の艦隊」の概要を参照ください。

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