持堂院高等学校の生徒と教授と関係者とは? わかりやすく解説

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持堂院高等学校の生徒と教授と関係者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 00:42 UTC 版)

摩利と新吾」の記事における「持堂院高等学校の生徒と教授と関係者」の解説

「持堂院高等学校」とは全寮制私学名門旧制高校で、主に富豪の子弟が通うが、貧しい家の人間もいる。「全猛者連」という他校でいう生徒会組織があり、摩利と新吾はそこの会長で、主要登場人物はその一員が多い。名門校進級する際に試験があり、試験落第する留年し、二回留年する退学になる。もう一度入学試験受けて合格すれば戻ってこられる学業レベルは高いが、全猛者連が主催する学校イベント多く文武両道モットーである。理系と文系だけでなく、乙類呼ばれるドイツ語と丙類のフランス語甲類の英語専攻分かれている(摩利と新吾は理乙)。生徒卒業後に「帝大」(今の東京大学)に行くものが多い。さらに「硬派」と呼ばれる同性愛者グループと、「軟派」と呼ばれる女性の方が好きなグループとに分かれている。 鷹塔 摩利(たかとう まり主人公1893年生まれ射手座。界的な貿易商伯爵の父とドイツ貴族令嬢を母にもつ混血児子供の頃混血理由周囲から白い目見られ避けられていたが、兄弟同様に育った吾が常にかばってくれたおかげで勉強武道頑張り柔道剣道合わせて五段)、文武両道となり、次第周りからも一目置かれる存在になった父親海外(特にドイツ)で仕事をしていることが多く母親小さ時に亡くなり、ばあやの手育てられるが、新吾の両親からも面倒を見てもらうこともある。 少年時代活動拠点日本だが、ドイツへたびたび行くこともあり、そこで同性愛者公爵から手ほどきをうけ、次第同性愛目覚めていき、やがて親友の新吾を愛するようになるドイツ語名はマリ・コンラート・タカトウ・フォン・メーリンクで、マリだけでなく、コンラート呼ばれることもある。 新吾と共に持堂院高等学校入学してからは、一年生ながらもその美貌文武両道さで全猛者連の会長任命され学校アイドル存在になる。 順風満帆学校生活をおくる半面、新吾への同性愛思い苦しみ、さらに同じ同性愛者春日夢殿言い寄られたりする。 持堂院卒業後は帝大を新吾と共に受け合格するも、父親の住むドイツへ父親事業手伝うために留学。そこで新吾が女性目覚め自分恋人としては受け入れられないことを知りショックをうけるも、幼馴染で元隣家女中であるささめと再会し、彼女が欧州離婚されてもめげずに強く生きている様子見て気を取り直し、新吾と親友のままでいることに同意するその際かねてから不仲だった祖父和解したことと、欧州父親貿易仕事後を継ぐために、新吾や夢殿らとは帰国せず欧州活動拠点とする。 やがて塔家の女中になったささめとの間に一子をもうけるも、一生結婚しなかったため、やはり新吾への愛が一番だったと思われる昭和20年政府依頼極秘連合軍停戦交渉に向かうが、通信ミスにより誤爆撃墜され太平洋上に散る。 容姿茶色い髪に白い肌でドイツの血を濃く受け継いでおり、女性間違えられるほどの美貌持ち主で、余興女装をよくやらされる(本人まんざらでもない性格クール冷静だが、人あたりは新吾ほどではないが良い。新吾のことになるとムキになるところがあり、新吾を傷つけるものには容赦しないところがある。 印南 新吾(いんなみ しんご) もう一人主人公1894年3月生まれ摩利とは生まれたときからの親友で、父親診療所経営している医師摩利父親とは旧知の仲その影響で新吾も摩利親友になる。 摩利とは「おみきどっくり」(学校にある一対一つ一心同体とっくりのこと)とあだ名つけられるぐらい一心同体存在。後に風魔教授からは二人揃って「しまりんご」とも呼ばれるうになる子供の頃混血周囲から白い目見られていた摩利を常にかばい、摩利一緒に学業武道(主に剣道が得意)も頑張ったお陰で文武両道になり、彼も周囲から一目置かれる存在になる。 摩利と共に持堂院高等学校入学して一年生ながら摩利と共に猛者連の会長任命され、彼も摩利同様に学校アイドル存在になる。 二年生までは順風満帆だったが、三年生時に両親事故亡くし新入生滝川篝嫌がらせをされ、さらに滝川策略で、親友だと思っていた摩利同性愛者自分愛していたのを知り、その思い最初戸惑い失踪する。しかしそこで旅芸人一座出会い気を取り直し摩利のもとに戻り摩利恋人として受け入れよう努力をする。 持ち前親しみやすさで女性登場人物から言い寄られることが多いが、摩利のために拒否する。 持堂院を卒業後は摩利帝大受験し合格するも、父親のような医者になるため摩利と共にドイツへ留学する。そこでドリナというセルビア女性出会い、彼女と恋に落ちて摩利との仲が一時悪くなる。しかし、ドリナからセルビア一緒に来てほしいという誘いをやがて断り最終的にドリナより医者の道と同性愛的な意味でなく親友として摩利そばにいることを選び摩利安堵させる。 帰国後は父親の後を継いで日本医者として活躍しかねてから言い寄られていた娘、一二三結婚し子供もうけた摩利同日同時刻、軍医となって乗船した艦が撃沈され、兵士たちと共に連合軍戦闘機機銃掃射受けて散る。死の瞬間摩利の名を叫んだ容姿ぱっちりした目のきりっとし日本的な美男子で、髪型初期の頃坊主に近い短髪だが、物語の中以降では髪を少し伸ばすうになる性格は「おひさま新吾」と呼ばれ天真爛漫明るく、誰にでも優しいが言うべきことは我慢せず主張する。ただ、人が良すぎて人間の裏表を見抜けない鈍感なところがあり、それで悩むこともある。 春日 夢殿(かすが ゆめどの政治家息子で、摩利と新吾より2年先輩1889年生まれ摩利達が来るまでは、全猛者連のリーダー存在だった。自他ともに認める同性愛者摩利を「ヘル・マリィ」(ドイツ語摩利君)と呼び愛するようになる。 誰よりも早く摩利の新吾への思いにも気付き卒業後は帝大に進むも、摩利目当てで持堂院の内情首を突っ込む後輩たちから絶大な信頼得ているのもある)。 新吾への愛に苦し摩利肉体関係を持つこともあり、のちに二人ドイツ留学してからも、摩利追って自身ドイツ留学。そこでも新吾と恋人なれないことを知った摩利何回関係するも、摩利が新吾と親友でいることに納得した後は、摩利諦め帰国して親が勧める侯爵令嬢結婚して政治家の道を歩む容姿摩利父親どことなく似て長身大人びており、性格肝っ玉据わっていて、大変包容力があるので、摩利はそれで言い寄られても嫌な顔をせず、彼のことは先輩として信頼している。対等友人紫乃死に誰よりも深く傷つき、新吾だけがその事実に気づいた。 安曇 紫乃(あずみ しの) 全猛者連の一員で、日本舞踊家元息子自身踊り名取摩利と新吾より1年先輩1891年生まれ女性囲まれ生活していたためか、美人から大変モテる遊び人で「軟派」のリーダー格。 実は実家にいる母親違いの姉「ひさ子」を愛しているが一緒になれないので、それを他の女性との遊び紛らわしていた。 卒業後は帝大行かず踊り家の後を継ぐことになっていたので、勉強は本来できるがわざと落第して摩利達と一緒に卒業はする。夢殿摩利以外に唯一本音話せる器の大きい人物でもある。 後に新吾と夢殿らが留学後日本帰って来た時に起きた関東大震災で、密かに愛するひさ子の子供をかばって建物下敷きになり、昏睡状態陥ったまま1ヶ月後に死亡最後までひさ子思って独身だった。その葬式の際に摩利一時帰国した。 容姿切れ長の目妖艶古典的な美男子で、性格何事にも動揺せず鷹揚。「うっふっふ」が口癖で、常に微笑絶やさないが、怒ると非常に怖く、みんなはそれを恐れている。 百地 桃太郎(ももち ももたろう) 全猛者連の一員で、紫乃同学年で彼とは親友1892年生まれ卒業後は京都帝大(今の京都大学)に進むも夢殿同様、持堂院を気にかけている。忍者の子孫で、身体能力が非常に高く夢殿紫乃からスパイ間者)の役をやらされる。 夢殿催しの会で姫花出会い、その身体能力の高さから姫花から「サル太郎」と呼ばれてしまう。後に姫花愛するようになり、新吾に振られた後の姫花告白して、後に結婚する結婚後は髪を切り銀行員になる。容姿長い髪個性的な美男子で、性格明るくサバサバしており、「しゃー」が口癖設楽 星男(しだら ほしお) 全猛者連の一員で、摩利と新吾同学年1893年2月3月生まれ同性愛者で「硬派」の重鎮人物2年までは、親友の織笛や摩利や新吾と楽しくやっていたが、3年になるとかねてから愛していた隣に住む幼馴染滝川篝新入生として入学してくると、常に篝につきっきり面倒を見て摩利と新吾仲を裂こうとするトラブルメーカーの篝のことで気苦労絶えなくなる。 篝の死後ショック帝大一回不合格になるも奮起して合格しその後建築家となる。女系家族いじられキャラとして育ったせいか、根本的に女性が苦手で誰とも結婚しなかったが、あまり女女していない一二三気に入っていたり、美女夜の顔を見て「よく見ると篝に似ている」と歓喜し、織笛に「一生独身だな」と呆れられた。 容姿長身短髪だが優男型の美男子で、性格どちらかというと冷静な方だが、親友の織笛とはしょっちゅうつるんで騒いでいるところもある。 牧 織笛(まき おるふえ) 全猛者連の一員で、摩利達と同学年星男親友だが、星男とは対照的に軟派」の重鎮人物。同じ軟派でも紫乃のような遊び人ではなく、常に女性とのまっとうな恋愛夢見ているタイプである。 母親大金持ちの男の愛人で、いわゆる当時多かった、妾の息子で、そのこと彼のコンプレックスでもある。 女子修学院との合同合宿時に、そこの女学生のみち子と恋に落ちるも、みち子の家が没落すると、恥じて身を引こうとするみち子のために別れる(織笛は自分が妾の息子嫌われたと誤解して激怒する)。その後、彼女が家が没落して苦労しているのを知り仲を復縁し苦労する彼女ためにひたすら尽くし卒業前に退学して小学校の教師になり、みち子と結婚してみち子やその家族を養う。 容姿目鼻立ち派手な顔の美男子で、性格勝気短気で、思ったことをずけずけ言いお人よしの新吾や篝のいいなりになっている星男によく活を入れているが、みち子に対してかなり純情献身的藤村 月夜麿ふじむら つきよのまろ) 全猛者連の一員で、摩利と新吾同学年だが、病気療養入学遅れているので、摩利達より3歳年上小説家志望文系秀才で、摩利と新吾はじめとする猛者連の相談役存在かつては入学前病気療養時に、新吾が世話になった旅の一座の娘さよ子恋に落ちる周り別れさせられ病気のこともあり、篝と同じく「世をすねる会」に入っていた暗い過去もある(その後小説目覚め脱会)。新吾が旅先一座から帰ってきた際に、さよ子旅先会ったことを聞かされ会い行きよりを戻す卒業後は帝大進学しさよ子結婚して高校の教師かたわら小説書き摩利と新吾」をモデルにした小説書いている。容姿美男子ではないが、眼鏡似合落ち着いた風貌で、性格容姿同じく落ち着いていて穏やかである。 大江山 将鬼おおえやま しょうき) 全猛者連の一員で、成績が悪いため常に落第退学、さらに入学繰り返しているので、摩利達より3歳年上。全猛者連のムードメーカーでもある。 女子修学院との合同合宿時に、そこの生徒会でもある美女姫連の幹部額田様という美女一目ぼれをして恋に落ちその後勉強頑張るようになる卒業後は額田様と結婚して家業酒屋を継ぐ(帝大最後まで不合格続き行けなかった)容姿不細工な怪力大男で、性格豪快さと繊細さ兼ねそろえており、織笛と同じぐらい純情好きな女性額田様)尽くタイプでもある。 昭和20年軍需工場動員されるが、爆撃により死亡泉 白菊丸いずみ しらぎくまる) 全猛者連の一員で、摩利と新吾より1学年後輩。新吾のばあやの孫で、特に新吾を敬愛している。摩利と新吾世話よくしている。 容姿は大変小柄童顔かわいらしく、全猛者連のマスコット存在性格優しくかわいらしいが、怒ると結構怖い。卒業後は新聞社就職麦刈 金太郎むぎかり きんたろう) 全猛者連の一員で、摩利達と同じ年だが1年生時に留年しているため、一つ年下白菊丸や鉄之介らと仲が良い容姿眼鏡丸坊主で平凡であり、性格これといった特徴のない平凡なタイプだが、逆にそれが受けて猛者連にスカウトされた。卒業後は農業関係に就職昭和19年工作班員として従軍中、サイパン玉砕黒羽 鉄之介(くろば てつのすけ) 全猛者連の一員で、白菊丸と同学年でよくつるんでいる。容姿坊主頭きりっとしており、性格も非常にまじめでお堅い帝大進学し卒業後は弁護士になる。 昭和19年特攻隊指揮官としてラバウルにて戦死留 三衣(とどめ みつぎぬ) 全猛者連の一員で、摩利と新吾より2学年後輩べらんめえ口調特徴愛称は「ルミィ」。摩利と新吾卒業後、全猛者連の会長になる。持堂院卒業後、帝大に進むものの「活動写真狂って単位を落とすなど親の期待裏切り最終的に活劇監督関係に進む。容姿は目がぱっちりした可愛感じで、性格江戸っ子気質さっぱりしている。 鴨沢 勇(かもざわ いさむ) 全猛者連の一員で、ルミィと同学年。一旦は四高用務員として働いた後、一念発起して持堂院に入学しているので、みんなよりかなり年上だが、月夜麿のような落ち着いた感じではなくお笑い担当的な存在である。摩利と新吾卒業後は、全猛者連の副会長になり、ルミィとともに後を継ぐ容姿は篝から「カバフグのよう」と言われたほど不細工だが、髪結い妻と子供もいる。性格は、豪快ひょうきんのである。持堂院卒業後は麦酒会社就職昭和17年報道班員として従軍ガダルカナル戦病死滝川 篝たきがわ かがり) 摩利と新吾3年時に新入生してやってきた。2学年後輩同性愛者で、星男隣りに住む幼馴染で彼を信頼しているが、星男自分惚れていることを知っているためか、利用することも多い。 政治家の妾の息子で、母親から好きでもない男の息子だからという理由憎まれ育ち、さらに心臓悪くうまくいって30歳までしか生きられないという不幸な生い立ちだが、それを武器にすることも。 不幸な人間徒党組み幸せ人間陥れることを目的とする「世をすねる会」の会長でもあり、摩利と新吾の仲を裂き不幸にするために持堂院に入学してきた。 新吾に対して彼の鈍感な部分摩利にとってそれが負担だとひたすら責め摩利に対しても慕う振りしながら新吾を愛していることを同性愛者直感見抜き摩利が新吾を愛していることを皆に知られるように仕向ける。新吾がショックをうけ失踪するはめになるが、摩利その後に皆の前で強烈な仕返しをされ、摩利本当に慕ってたことに気づき愕然とする。 新吾が失踪から戻ると、摩利詫び入れ摩利や新吾と夏休みの間に摩利の家で暮らすようになる入学時から暗い自分と正反対の新吾を能天気鈍感否定していたものの、次第自分に対して常に明るい新吾を摩利よりも好きになっていくが、持ち前気位の高さからそれを認めようとせず、最後まで新吾には冷たいままだった。 自分の死を悟った時に新吾の気をひくため、新吾の前で摩利を傷つけようとして新吾に罵倒されるが、その時はもう心臓の悪いのが悪化していたため、その3日後に星男看取られながら死亡する絵を描くのが上手く死後に篝が描いた新吾の絵が見つかり、新吾はそれを見て篝が実は自分のこと好きになっていたとのだと摩利から聞かされ落胆するが、それで医者になる決意をますます固める。 文武両道美形で常に憧れの的とされている摩利と新吾に対して頭脳戦戦い挑んでくる、唯一の本格的なヒールキャラとして読者強烈な印象与え話を面白くしたことに一役買っているキャラクター容姿小柄摩利勝るとも劣らない中性的美貌持ち主性格生い立ちのせいか、暗くて猜疑心強く皮肉屋で、我儘気位が高いが、星男摩利には甘える面もある。 二宮 青太にのみや あおた) 摩利と新吾一年生時に転入してきた少年田舎出身で、頭が良いので援助で持堂院に入学できた。明るくて運動好きな少年で、摩利と新吾と同じ部屋になってから、二人親友になるが、持堂院の運動会活躍するも実は不治の病おかされており、最後に摩利と新吾と山に行った後に亡くなる。実は援助受けていた家の夫人好きだったというエピソードがある。篝同様、新吾の医者への決意固めた人物である。 大和 飛竜(やまと ひりゅう) 全猛者連の一員紫乃桃太郎同学年先輩芸者恋仲で、家が貧しいことや成績不振落第重ねていたこともあり、摩利達の活躍で彼女と一緒になる学校をやめる。短い出番だが、お笑い担当として容姿性格インパクトがある人物だった。 四季 遥(しき はるか) 全猛者連の一員で、夢殿同学年で、彼と親友だった。最初は新吾に恋する硬派装っていて摩利困惑させたが、実は新吾に顔がよく似た名門令嬢恋人雅子愛し合う。親も財産無く雅子両親家庭教師ごときと結婚反対され、男装させて寮に匿っていた。密偵見つかったため、摩利と新吾夢殿たち友人協力駆け落ちする。 短い出番だったが、長髪インパクトのある人物あだ名は「ビバルディ」(名前が四季なので)。 雅子(まさこ) 四季恋人リーベ)。ある名家令嬢であり、四季愛し合う。しかし、政略結婚強いられており、家出したセミロングストレートヘアピンクのリボン付けていたが、四季と共に生きるため、髪を切り男装して寮に隠れていた。新吾に瓜二つ四季を「ビバルディ」と呼ぶ。 風魔教授(ふうまきょうじゅ) 摩利と新吾恩師1866年生まれ。持堂院高等学校ドイツ語教師長身空手名人で、生徒からは「理想的な大きな父親と言われて、慕われている。摩利と新吾に「しまりんご」という別のあだ名つけたりもする。終戦の年、風邪が元で亡くなる。 容姿美男子ではないが堂々とした風格で、性格男らしくて頼りがいがある。 へるめす教授へるめすきょうじゅ) 持堂院高等学校物理化学教師長身西欧風の美男子で、硬派達から人気がある。性格明るく豪快だが、見た目対照的に団子料理裁縫が好きというギャップもある面白人物風魔教授良き相談相手でもある。 印南 数馬(いんなみ かずま) 新吾の父親の弟で、新吾の叔父1887年生まれ。持堂院の数学教師をしている(新吾達を受け持ったことはない)。昔恋人扇子引き裂かれて、独身通していたが、不知火の変で扇子再会して、再び恋が燃え上がり結婚するその後も常に新吾のことを気にかけている。容姿きりっとしており人柄良い扇子(せんこ) 新吾の叔父数馬の妻。もとは不知火高校リーダー白鳥の姉だが、数馬とは若いころは親から交際反対され、他家嫁いだが、子供出来前に夫が戦争死に未亡人になり家に出戻る。やがて不知火合戦数馬再会し、恋が燃え上がり数馬念願がかない再婚して子供二人産む。結婚後は数馬同様、常に新吾のことを思っている。容姿あでやか色っぽい美人で、性格さっぱりしている。数馬との密会に際して逆さ言葉暗号のように使っていたせいか得意としている。「いやいや」が口癖関東大震災次女を失う。 白鳥 騎士しらとり きし) 扇子の弟で、持堂院のライバル不知火高校生徒会長。新吾に一目ぼれして、自分高校転校させよう策略する。そこで最初に新吾を次に摩利をさらい、二人取り返そうとする持堂院の生徒たちから、「不知火の変」という合戦おこされ、それに応じる。その際に姉扇子とかつての恋人で新吾の叔父数馬再会して二人よりを戻す自分その後摩利と新吾諦め若葉という扇子付き人だった少女一緒になる容姿長い黒髪の美男子で、欲しいものは何としてでも手に入るエゴイストだが、根は善人サビーヌ先生 持堂院にフランス語教えにきたフランス人女教師教師としては、淑女で声が小さくわがままな面もあり、紫乃に「教師として失格」と罵倒される以降改心して自分苦言してくれた紫乃仲良くなる。 実はフランスで摩利父親言い寄り振られ過去があり、腹いせ摩利誘惑し日本にやってきたが、先妻にそっくりな摩利見て勝ち目がないと思い摩利和解する結局ホームシックになり、摩利紫乃見送られフランス帰国するプラチナブロンド美人で、性格少々我儘なところもあるが、根は純情なかわいらしい女性

※この「持堂院高等学校の生徒と教授と関係者」の解説は、「摩利と新吾」の解説の一部です。
「持堂院高等学校の生徒と教授と関係者」を含む「摩利と新吾」の記事については、「摩利と新吾」の概要を参照ください。

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