鷹揚

デジタル大辞泉

おお‐よう〔おほヤウ〕【大様】

読み方：おおよう

［形動］［文］［ナリ］

１ 《意味・音の類似から「鷹揚」とも書くが、元来は別語》落ち着きがあって、小さなことにこせこせしないさま。「—に構える」「—な性格」

２ 大まかなさま。大ざっぱ。

「山法師の心の程を思へば、—ながらも理(ことわり)なり」〈太平記・八〉

[派生] おおようさ［名］

［副］だいたい。おおよそ。おおかた。

「—、人を見るに、少し心ある際は」〈徒然・五九〉

おう‐よう〔‐ヤウ〕【^×鷹揚】

読み方：おうよう

［形動］［文］［ナリ］《鷹(たか)が悠然と空を飛ぶように》小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりとして上品なさま。「—に構える」→大様(おおよう)

よう‐よう〔‐ヤウ〕【^×鷹揚】

読み方：ようよう

［形動］「おうよう（鷹揚）」に同じ。

難読語辞典

鷹揚

読み方：オウヨウ（ｏｕｙｏｕ）

ゆったりと振る舞うこと

鷹揚

読み方：ヨウヨウ（ｙｏｕｙｏｕ）

得意げなさま

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

鷹揚

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 05:19 UTC 版)

名詞・形容動詞

鷹 揚 （おうよう / ようよう）

1. 何事も恐れずに悠然としていること。
   • 五位の語（ことば）が完（おわ）らない中に、誰かが、嘲笑った。錆のある、鷹揚な、武人らしい声である。（芥川龍之介『芋粥』）
2. ゆったりしていて小事にこだわらないこと。おっとりしていること。
   • 鷹揚な態度で話す。

活用

ダ型活用

鷹揚-だ

語源

鷹が空を悠々と飛揚する様子から。

翻訳

• 英語:liberal(ly) ; generous ; big-hearted