鋼とは? わかりやすく解説

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こう【鋼】

読み方:こう

[音]コウカウ)(呉)(漢) [訓]はがね

学習漢字6年

硬く鍛えた。はがね。「鋼材鋼鉄精鋼鋳鋼鉄鋼軟鋼

名のり]かた


こう〔カウ〕【鋼】

読み方:こう

焼き鍛えて強くした炭素を0.04〜2パーセント程度含む銑鉄から、平炉転炉アーク炉などによって脱炭して作る炭素鋼炭素のほかにニッケル・クロムなどを含むものは特殊鋼という。スチール。はがね。鋼鉄


は‐がね【鋼】

読み方:はがね

刃金の意》鋼鉄(こうてつ)。こう。


英語表記steel

はがね、鋼鉄。C0.035~1.7%を含む総称。ふつうの鋼を炭素鋼といい、他の元素(Ni, Mn, Crなど)を成分とするものを特殊鋼という。

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同義/類義語:はがね, 鋼鉄
英訳・(英)同義/類義語:steel

のうち炭素含有量比較的低いもの。
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生物の名前総称など:  遺存種  針葉樹  針葉樹植物門  鋼  隠花植物類  雄しべ  雑種第一代

鋼―はがね

作者行川

収載図書コワイ
出版社角川書店
刊行年月2006.9
シリーズ名角川ホラー文庫


読み方
はがね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 07:53 UTC 版)

はがね、こう、は異体字、: steel)とは、炭素を0.04から2パーセント程度含む合金鋼鉄(こうてつ)とも呼ばれる[1]。炭素のみを加えた炭素鋼と、ニッケルクロムなどを加えた特殊鋼(合金鋼)の2種が存在する。純粋な鉄に比べ強靭で加工性に優れ、鉄の利用の大部分は鋼によって占められているため、鉄と鋼を合わせ鉄鋼(てっこう)とも呼ばれる[2]。資源量が豊富で精錬しやすく、強靱であり加工もしやすい上に安価であるため世界中で広く利用され、産業上重要な位置を占める。このため生産量も非常に多く、世界の金属材料生産量の約95%は鋼となっている[3]


注釈

  1. ^ なお、それまで行われていたパドル法などは時間がかかり炉内も酸素分圧が高く低温のため、リン酸鉄がスラグに混ざって取り除かれていた。
  2. ^ このため、戦前日本というより東洋全土でも唯一トーマス転炉を使用していた日本鋼管では原料の銑鉄中のP濃度が0.4%のため、低位品位の安価なものとはいえリン鉱石をわざわざ投入していた[18][19]
  3. ^ 平炉全盛期時代の1910年に書かれた俵の『鉄と鋼』では「(こうした理由で塩基性の平炉は)もっとも広く現今又は将来において用いられる運命を持っている」と言い切られている[28]

出典

  1. ^ 三省堂. “鋼鉄とは 大辞林 第三版の解説”. コトバンク. 朝日新聞社/VOYAGE GROUP. 2017年6月24日閲覧。
  2. ^ 「図解入門 よくわかる最新「鉄」の基本と仕組み」p15-16 田中和明 秀和システム 2009年11月1日第1版第1刷発行
  3. ^ 「鉄鋼精錬」(金属化学入門シリーズ第2巻)p1-2 日本金属学会編 日本金属学会 平成12年3月20日第1刷発行
  4. ^ 田中 2015, p. 478.
  5. ^ ISO 4948-1:1982, Steels — Classification — Part 1: Classification of steels into unalloyed and alloy steels based on chemical composition. https://www.iso.org/standard/10963.html
  6. ^ 永田(2017)p.37-38
  7. ^ 「文明の誕生」p128-129 小林登志子 中公新書 2015年6月25日発行
  8. ^ 永田(2017)p.71-73
  9. ^ 『世界文明における技術の千年史 「生存の技術」との対話に向けて』p137 アーノルド・パーシー 林武監訳、東玲子訳、新評論、2001年6月。ISBN 978-4-7948-0522-5
  10. ^ 永田(2017)p.91-92
  11. ^ http://www.hitachi-metals.co.jp/tatara/nnp0103.htm 「たたら製鉄の方法」日立金属株式会社 2020年10月13日閲覧
  12. ^ http://www.hitachi-metals.co.jp/tatara/nnp0108.htm 「玉鋼と日本刀」日立金属株式会社 2020年10月13日閲覧
  13. ^ 「たたら製鉄の歴史」p97-100 角田徳幸 吉川弘文館 2019年6月1日第1刷発行
  14. ^ 永田(2017)p.99-100
  15. ^ 永田(2017)p.100-102
  16. ^ 永田(2017)p.105-114
  17. ^ a b c 大澤p.83-86 Ⅱ.金属の材料 3.鉄鋼 3.2.転炉と平炉
  18. ^ (木下1960)p.50
  19. ^ (中村2007)p.183
  20. ^ 低炭素の溶鋼に炭素濃度の高い銑鉄などを加えて高炭素鋼を作ろうとするとリンがスラグから鋼側に戻ってしまう。(永田(2017)p.111・113
  21. ^ (俵1910)p.200(中村2007)p.186
  22. ^ 永田(2017)p.108-109・115
  23. ^ 新日鉄住金 2004, pp. 68–69.
  24. ^ 永田(2017)p.114-116
  25. ^ 中沢護人「平炉法の発明の経過」(『生産研究』16巻9号、 1964年) 東京大学生産技術研究所
  26. ^ 永田(2017)p.112-113
  27. ^ (俵1910)p.198
  28. ^ (俵1910)p.203
  29. ^ 永田(2017)p.114
  30. ^ 新日鉄住金 2004, pp. 67–68.
  31. ^ 永田(2017)p.117-118
  32. ^ 「図解入門業界研究 最新鉄鋼業界の動向とカラクリがよーくわかる本 第2版」p52 川上清市 秀和システム 2019年11月1日第1版第1刷
  33. ^ http://www.hitachi-metals.co.jp/tatara/nnp0205.htm 「たたらの衰退」日立金属株式会社 2020年10月11日閲覧
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  35. ^ 「たたら製鉄の歴史」p207-210 角田徳幸 吉川弘文館 2019年6月1日第1刷発行
  36. ^ 「人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理」p130 永田和宏 講談社ブルーバックス 2017年5月20日第1刷発行
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  38. ^ https://www.touken.or.jp/employment/tamahagane.html 「玉鋼頒布」公益財団法人日本美術刀剣保存協会 2020年10月13日閲覧
  39. ^ a b c 谷野・鈴木 2013, p. 117.
  40. ^ a b 高木 1997, p. 675.
  41. ^ a b 「図解入門業界研究 最新鉄鋼業界の動向とカラクリがよーくわかる本 第2版」p56 川上清市 秀和システム 2019年11月1日第1版第1刷
  42. ^ a b 「元素から見た鉄鋼材料と切削の基礎知識」p25 横山明宜 日刊工業新聞社 2012年10月29日初版1刷発行
  43. ^ 「元素から見た鉄鋼材料と切削の基礎知識」p89 横山明宜 日刊工業新聞社 2012年10月29日初版1刷発行
  44. ^ 「鉄鋼精錬」(金属化学入門シリーズ第2巻)p5-6 日本金属学会編 日本金属学会 平成12年3月20日第1刷発行
  45. ^ 『世界文明における技術の千年史 「生存の技術」との対話に向けて』p138-139 アーノルド・パーシー 林武監訳、東玲子訳、新評論、2001年6月。ISBN 978-4-7948-0522-5
  46. ^ 「鉄道のドイツ史」p67 鴋澤歩 中公新書 2020年3月25日発行
  47. ^ 「図解入門業界研究 最新鉄鋼業界の動向とカラクリがよーくわかる本 第2版」p91 川上清市 秀和システム 2019年11月1日第1版第1刷
  48. ^ 「図解入門業界研究 最新鉄鋼業界の動向とカラクリがよーくわかる本 第2版」p95 川上清市 秀和システム 2019年11月1日第1版第1刷
  49. ^ 「図解入門業界研究 最新鉄鋼業界の動向とカラクリがよーくわかる本 第2版」p97 川上清市 秀和システム 2019年11月1日第1版第1刷
  50. ^ http://www.peopleschina.com/zhuanti/2009-10/20/content_224713_3.htm 「釘まで輸入していた国が 鉄鋼生産世界一に」人民中国インターネット版 2009年10月 2020年10月10日閲覧
  51. ^ 「図解入門業界研究 最新鉄鋼業界の動向とカラクリがよーくわかる本 第2版」p13 川上清市 秀和システム 2019年11月1日第1版第1刷
  52. ^ 「図解入門業界研究 最新鉄鋼業界の動向とカラクリがよーくわかる本 第2版」p205 川上清市 秀和システム 2019年11月1日第1版第1刷
  53. ^ https://www.nikkei.com/article/DGXKZO55068730Q0A130C2EA2000/ 「高炉とは 製鉄所の中核設備、日本の大手は3社に集約」日本経済新聞 2020/1/31 2020年10月11日閲覧
  54. ^ https://net.keizaikai.co.jp/archives/17001 「経産省の電炉再編要請を突っぱねる鉄鋼業界」経済界ウェブ 2015年9月8日 2020年10月11日閲覧



鋼(外向き、押し)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/08 04:27 UTC 版)

ミストボーン」の記事における「鋼(外向き押し)」の解説

と同様、付近にある金属指し示す半透明の青い線が見えるようになる。ただし作用としては対称的であり、任意のものを「押す」ことができる。金属自分体重よりも重い場合自分金属から引き離される。コインなどを飛ばして武器にする他、自分よりも重い金属足元に置いて「押す」ことで、自分高く飛び上がる、というような使い方もされる。鋼を燃やす者は「コイン打ち」と呼ばれる

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:44 UTC 版)

漁船」の記事における「鋼」の解説

鋼船重量重く価格高くなるため、現在は小型漁船ではあまり用いられない。しかし鋼の剛性超えるFRP軽合金はないことから、大型底びき網漁船遠洋漁業にはもっぱら鋼船用いられるまた、漁業取締船などもその業務上、鋼船用いられる

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 04:36 UTC 版)

サイキックアカデミー煌羅万象」の記事における「鋼」の解説

ニードル / ランク13 ズィブの得意技。細かい鋼の針を複数飛ばす (鋼の剣) 剣状の鋼のオーラを腕に纏わせ、攻撃する (鋼の触手しなやかに稼動する鋼の触手作りだす。そのまま投射したり巻きつけるなど多彩な手段取れる。 鋼球 鋼を絡ませた球体複数作り出して投射する。 (鋼の巨手) 鋼のオーラ巨大な手を複数作り出し対象束縛する治癒形態) 鋼のオーラ作った繭にこもり、自身回復させる

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鋼(ハガネ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 19:24 UTC 版)

牙狼-GARO- 〜MAKAISENKI〜」の記事における「鋼(ハガネ)」の解説

多賀城信義称号持たない一般魔戒騎士たちが金、銀、あるいは銅色の鎧を纏った姿。のような意匠の兜などデザイン統一されており、鋼牙らの鎧と比べる装飾性乏しい。牙狼剣とほぼ同型の剣を使用

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鋼(HAGANE)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 19:01 UTC 版)

XENON-199X・R-」の記事における「鋼(HAGANE)」の解説

「赤い海」XENONシステム欠陥である「機械に喰われる」という問題解決するため、XENON CORE影響下で人工授精されたデザインベビー。黒部エリア51でも大量に生産されていた。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 07:14 UTC 版)

合金」の記事における「鋼」の解説

鉄合金場合過剰あるいは僅少な炭素添加のものは歴史的に鋳鉄純鉄呼ばれ、それらの総称として鉄鋼材料という呼び方がある。鋼の原義は0.6mass%を中心にその前後炭素量のものを鋼(刃金)と呼び金属組織的にマルテンサイト構造呼ばれるものであり、合金工具鋼においてはその伝統が引き継がれたが、オーステナイト系ステンレス鋼開発されるにあたり炭素必須とした合金以外でも鋼と呼ばれるようになった。ただし、これが主体とした合金であることには変わりなく、含有量50%以上の含有されているものでも鋼と表現する以外にも、鉄合金あるいは合金とよんでも学術的にいっこうに差し支えはない。このように歴史的紆余曲折があり鋼の定義は難しいものになっている

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出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:03 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (はがね)「はがね」を参照
  2. (こう)主成分とする合金総称工業規格金属学上では、およそ 0.02 % から 2 % の炭素を含む鉄合金を指す。炭素含有添加元素違いにより種々性質をもつ。鋼鉄

熟語


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