てつ‐いんせき〔‐ヰンセキ〕【鉄×隕石】
読み方:てついんせき
⇒隕鉄
鉄隕石
鉄隕石(隕鉄)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 15:19 UTC 版)
鉄隕石 (iron meteorite) は、主に金属鉄(Fe-Ni合金)から成る隕石である。分化した天体の金属核に由来する。 ニッケル含有比と構造から、ヘキサヘドライト (hexahedrite) 、オクタヘドライト (octahedrite) 、アタキサイト (ataxite) に大きく分けられる。 オクタヘドライトには、数百万年の時間スケールでの冷却によって生じるウィドマンシュテッテン構造が特徴的な模様として現れる。これはFe-Ni合金の正八面体型結晶構造が出現したものでオクタヘドライトと呼ばれるものの特長である。平均して8.59%程度のニッケル、0.63%程度のコバルト、数ppmの金、白金、イリジウムなどの貴金属も含まれる。また少量のリンおよび炭素などの非金属元素も含まれる。地域によっては、農具などに利用されていた。日本刀の原料(材料)として使われたこともある。
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