帯鋼(鋼帯)
平炉、転炉、電気炉で精錬された溶鋼は鋳型に注入されて鋼塊となる。鋼塊は均熱炉により1200~1300℃に加熱され、分塊圧延機で圧延され厚さ50mm以上の長方形断面で厚板、中板、薄板になる鋼片(スラブ)に加工される。その後スラブは加熱され、鋼板圧延機で熱間圧延されてコイル状に巻かれ、厚さ3mmを超える熱延鋼帯となる。冷延鋼帯は、熱延鋼板を酸洗いにより表面のスケールを除去したあと冷間圧延され、コイル状に巻かれたもの。熱延、冷延鋼帯はボディに使用されるように、プレス成形により所要の形状に成形され部品になる。また、高炭素および合金鋼の冷延鋼帯は、成形後熱処理されスプリング、ワッシャーなどに用いられる。
鋼板
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