珪石とは? わかりやすく解説

けい‐せき【×珪石】

読み方:けいせき

ガラス陶磁器セメント煉瓦(れんが)などの原料となる珪酸質の岩石。白珪石・軟珪石・炉材珪石など。


珪石

読み方:ケイセキ(keiseki)

陶磁器ガラス耐火材などの原料となる珪質岩総称


珪石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 02:00 UTC 版)

珪石(けいせき、: silica stone)は、ケイ酸質の鉱物岩石を資源として扱うときの鉱石名。鉱物としては石英、岩石としてはチャート、珪質砂岩、珪岩、石英片岩(珪質片岩)などがある。外観は白っぽいものが多い。

用途

産地

かつては日本各地で採取されていた。火成岩には高純度の珪石が含まれることが多く、硫黄島伽藍岳などで採掘されていたが、輸入鉱石に価格面で太刀打ちできず多くの鉱山が閉山している。愛知県瀬戸市静岡県西伊豆町が産地として有名である。西伊豆町での採掘は1938年から2008年まで続けられ、最盛期には日本国内の板ガラス原料の90%を産していた(伊豆珪石鉱山[1]

日本国内の自給率

資源統計によると、2019年現在、日本国内の生産量は9,184,591t[2]、消費量は9,262,656t[3]であり、約99%を自給により賄っている[4]

脚注

  1. ^ 西伊豆町についての出典 : 『南から来た火山の贈り物 冒険半島伊豆へようこそ 伊豆半島ジオパーク公式ガイドブック』、静岡新聞社、2013年
  2. ^ 資源統計”. 経済産業省. 2025年4月23日閲覧。
    生産動態統計調査 経済産業省生産動態統計 年報 資源・窯業・建材統計編
  3. ^ 資源統計”. 経済産業省. 2025年4月23日閲覧。
    生産動態統計調査 経済産業省生産動態統計 年報 資源・窯業・建材統計編
  4. ^ 令和3年度地方税制改正(税負担軽減措置等)要望事項”. 2025年4月23日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク



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