支那事変
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支那事変(しなじへん、旧字体: 支那󠄁事變)は、日中戦争に対する当時の日本側による呼称のひとつである。臼井勝美によると、1941年12月10日に命名された「大東亜戦争」の定義に「支那事変」も含められたことで、名称としてはそこで終わりを告げることになったという[1]。一方で北博昭によると、戦いは続いていたため、「支那事変」の終期は「太平洋戦争」(大東亜戦争)終結のときとなる[2]という。
- ^ 臼井勝美「「支那事変」考」駒澤大学大学院史学会『駒澤大学 史学論集』第34号 (2004.4)、ISSN 0286-5653、1頁。
- ^ 北 (1994)、20頁
- ^ 臼井勝美『新版 日中戦争〈中公新書 1532〉』中央公論新社、2000年4月25日発行、ISBN 4-12-101532-0、68頁。
- ^ 昭和16年12月12日閣議決定 今次戦争ノ呼称並ニ平戦時ノ分界時期等ニ付テ
- ^ 北 (1994)、8頁。
- ^ 北 (1994)、4頁。
- ^ 昭和12年9月2日閣議決定、事変呼称ニ関スル件「今回ノ事変ハ之ヲ支那事変ト称ス」
- ^ 北 (1994)、19頁。
- ^ 田中新一「日華事変拡大か不拡大か」『別冊知性 5 秘められた昭和史』河出書房、1956年12月号。
- ^ 庄司 (2018)、1頁。
- ^ a b c d e f g 庄司 (2018)、2頁。
- 1 支那事変とは
- 2 支那事変の概要
- 3 脚注 
支那事変と同じ種類の言葉
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