福建事変とは? わかりやすく解説

福建事変

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 03:10 UTC 版)

福建事変(ふっけんじへん)または閩変(びんへん)とは、1933年11月に福建省で起こった地方軍の反乱。第一次上海事変で奮戦したため、蔣介石によって福建移駐と紅軍討伐を命ぜられた十九路軍を核としている[1]。「反日反蒋」を標榜する福建人民政府(中華共和国、正式名称は中華共和国人民革命政府)を成立させたが、1934年1月13日国民政府中央軍が福州市に進駐したため、反乱は2か月足らずで収束した[1]


注釈

  1. ^ このとき蒋介石側に付いた陳済棠は、1935年春に両広事変を起こし、蒋に叛旗をひるがえした。

出典



「福建事変」の続きの解説一覧

福建事変

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 00:46 UTC 版)

蔣光鼐」の記事における「福建事変」の解説

上海事変後、第19路軍は蒋介石命令により、共産党掃討のために福建省動員されることになった。しかし、蒋光鼐と蔡廷鍇は、安内を攘外に優先させる蒋介石方針反発募らせ密かに蜂起の準備進める。1933年民国22年1月、蒋光鼐は福建省政府主席民政庁長任命された。 そして、同年11月、蒋光鼐と蔡廷鍇は、李済深陳銘枢らを迎え入れ福建人民政府樹立し蒋介石反旗を翻した(福建事変)。蒋光鼐は、人民革命政府委員財政部部長就任している。しかし、蒋介石反撃素早く、わずか2か月福建人民政府崩壊した。第19路軍は解体され、蒋光鼐は香港逃亡した

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福建事変

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 03:24 UTC 版)

陳銘枢」の記事における「福建事変」の解説

同年1月28日より、第19路軍は上海日本軍との戦闘入り3月1日まで33日間激戦展開したが、力尽きて撤退した。しかし、この時の19路軍の勇戦国内からの賞賛を得るものであり、陳銘枢も京滬衛戍司令長官としてその栄誉与った。ところが蒋は、安内を攘外に優先させる方針の下で、第19路軍を引き続き共産党討伐用いようとする。そのため陳は、蒋に大きな不満を抱いたこの年に、陳は欧州へ視察赴いている。 1933年民国22年5月帰国した陳銘枢は、李済深ら反蒋介石派や第19路軍指揮官たちと連絡取り合い蜂起の準備進めた。そして、同年11月20日・陳らは福州福建人民政府中華共和国)を創設した。陳は人民革命政府中央委員文化委員会主席軍事委員委員政治部主任などの職に就いたまた、生産人民党組織し、その総書記就任している。しかし、わずか2か月で蒋の反撃遭って福建人民政府崩壊し、第19路軍も解体され、陳は香港逃げ込んだ

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