国民政府時代以降
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国民政府時代でも、薩鎮氷の海軍内での声望は依然として高く、海軍部の高級顧問として招聘された。しかし、その後は福州に帰り、主に社会福祉事業に従事した。1933年(民国22年)、国民革命軍十九路軍による福建事変が発生し、中華共和国(福建人民政府)が樹立されると、薩はこれに参与し、延建省省長に任命された。中華共和国崩壊後は、再び福州で在野生活を送った。1946年(民国35年)11月、海軍上将位を授与された。 国共内戦後は大陸に留まり、中国人民政治協商会議の第1回会議で特別招待代表となった。その後も、中央人民政府軍事委員会委員、中央華僑事務委員会委員、福建省人民政府委員などを歴任した。 日本海軍では百武源吾や八角三郎らが薩提督への信頼を語っている。1952年4月10日、福州で死去。享年94(満93歳)。
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