皆既月食

実用日本語表現辞典

皆既月食

読み方：かいきげっしょく

皆既月食とは、地球が太陽と月の間に位置し、地球の影が月に完全に覆いかぶさる現象である。この現象は、月が地球の影（本影）に完全に入り込むことで発生する。皆既月食の際には、月が赤銅色に見えることから「ブラッドムーン」とも呼ばれる。この色は、地球の大気によって太陽光が屈折し、赤い光だけが月に届くためである。 皆既月食は、地球、太陽、月が一直線に並ぶ「満月」の日にのみ発生する。ただし、毎回満月の日に皆既月食が起こるわけではなく、月の軌道が地球の軌道面から傾いているため、特定の条件下でのみ観測できる。

（2023年8月22日更新）

デジタル大辞泉

かいき‐げっしょく【皆既月食／皆既月^×蝕】

読み方：かいきげっしょく

月食で、月全体が地球の本影に入る現象。地球の大気で屈折された太陽光が月に当たるため、赤銅色に淡く見え、全く見えなくなることは少ない。

地球の大気を透過した太陽光が投影されて赤く輝く月面／NASA

短編小説作品名辞典

皆既月食

作者田文揚

収載図書ザ・トワイライトゾーン―異空間への旅
出版社鳥影社
刊行年月2002.7

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

皆既月食

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 10:02 UTC 版)

名詞

皆 既 月 食（かいきげっしょく; 皆既月蝕）

1. （天文学）月食のうち、月が完全に地球の影（本影）に入る現象（皆既）。また、その一連の過程。部分的に隠されるものは部分月食。

関連語

• 食（蝕）
• 日食、衛星食

翻訳

• 英語: total eclipse of the moon, total lunar eclipse

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「皆既月食」の例文・使い方・用例・文例

• 皆既月食
• 皆既月食という天体現象
• 太陽の全面が月にかくされる皆既日食と,月の全面が地球の本影に入って見えなくなる皆既月食の総称
• 今年最後の月食は12月21日に起こり，皆既月食になる。
• 皆既月食が全国で観測されるのはほぼ３年ぶりだ。
• 日本で皆既月食を見られる次の機会は，来年の４月４日である。