中村大尉事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/22 14:53 UTC 版)
中村大尉事件（なかむらたいいじけん）又は中村大尉殺害事件とは、満洲国成立前年の1931年（昭和6年）6月27日、新潟県南蒲原郡中之島村大字中条（現長岡市）出身[1]の陸軍参謀中村 震太郎大尉（1897年生まれ）と他3名が軍用地誌調査の命を受け、中華民国黒竜江省大興安嶺の東側一帯（興安嶺地区立入禁止区域に指定）に農業技師と身分を詐称して調査旅行していた際、中国張学良配下の関玉衛の指揮する屯墾軍に拘束され、銃殺後に証拠隠滅のため遺体を焼き棄てられた事件のこと。
- ^ 高橋, 健男「満州事変の導火線「中村大尉殺害事件」」『星火方正』第16号、方正友好交流の会、2013年5月、30-40頁。
- ^ a b c 伊東六十次郎『満洲問題の歴史』
- ^ a b c d e 『日本外交史 18 満州事変』鹿島研究所出版会
- ^ 渡部昇一『全文 リットン報告書』
- ^ a b 森島守人『陰謀・暗殺・軍刀』
- ^ a b c “中村大尉殺害を軍部が利用”. 日本経済新聞. (2013年11月10日)
- ^ 毛利眞人『ニッポン エロ・グロ・ナンセンス 昭和モダン歌謡の光と影』講談社 2016年
- ^ 第1511号7.4.23靖国神社臨時大祭祭式次第書並に先着諸員の件（2） (アジア歴史資料センター レファレンスコード：C05021974300）
[続きの解説]
「中村大尉事件」の続きの解説一覧
- 1 中村大尉事件とは
- 2 中村大尉事件の概要
- 3 関連事件
中村大尉事件と同じ種類の言葉
- 中村大尉事件のページへのリンク
