五・一五事件とは? わかりやすく解説

ごいちご‐じけん【五・一五事件】


五・一五事件

作者松本清張

収載図書昭和史発掘 3 新装版
出版社文藝春秋
刊行年月2005.5
シリーズ名文春文庫


五・一五事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/25 01:38 UTC 版)

五・一五事件(ごいちごじけん[1])は、1932年昭和7年)5月15日日本で起きた反乱事件。武装した海軍の青年将校たちが内閣総理大臣官邸に乱入し、内閣総理大臣犬養毅を殺害した。


注釈

  1. ^ 元々、犯人の青年将校らは問答などに時間をとられては殺害に失敗する恐れがあるため、犬養首相を見つけ次第射殺する計画だった
  2. ^ 農本主義者橘孝三郎の指導する茨城県の愛郷塾生より成っていた。大川周明等も資金縁者や武器を供給していた[8]

出典

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. “五・一五事件” (日本語). コトバンク. 2019年5月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e 小山俊樹、『五・一五事件 海軍青年将校たちの「昭和維新」』、中公新書
  3. ^ 一年振りに漸く大不祥事の真相明白(大阪朝日新聞1933年5月17日)神戸大学附属図書館新聞記事文庫、2016年8月11日閲覧。
  4. ^ 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫・神戸新聞(昭和8年(1933年)9月20日) 犯罪,刑務所および免囚保護(5-112)
  5. ^ 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫・時事新報(昭和8年(1933年)11月10日) 犯罪,刑務所および免囚保護(5-122)
  6. ^ 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫・中外商業新報(昭和8年(1933年)7月25日) 犯罪,刑務所および免囚保護(5-077)
  7. ^ 明治大学百年史編纂委員会 『明治大学百年史』 第四巻 通史編Ⅱ、学校法人明治大学、1994年、250-251頁
  8. ^ 遠山茂樹今井清一藤原彰『昭和史』[新版] 岩波書店 〈岩波新書355〉 1959年 91ページ
  9. ^ 五・一五事件~なぜ、海軍青年将校たちはテロリズムに走ったのか” (日本語). shuchi.php.co.jp. 2021年5月15日閲覧。
  10. ^ 山岸ら海軍側の三人も仮出所『東京朝日新聞』(昭和13年2月2日夕刊)『昭和ニュース辞典第6巻 昭和12年-昭和13年』p133 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  11. ^ 古賀、三上、黒岩が最後に出所『東京朝日新聞』(昭和13年7月6日)『昭和ニュース辞典第6巻 昭和12年-昭和13年』p133
  12. ^ 読売新聞昭和7年5月15日第三号外
  13. ^ 昭和史発掘
  14. ^ 『昭和動乱期の回想』
  15. ^ 血盟団、二・二六事件などの記録提出命令(昭和20年12月16日 朝日新聞)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p345 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  16. ^ 『昭和史探訪2』



五・一五事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 10:23 UTC 版)

浅水鉄男」の記事における「五・一五事件」の解説

1932年昭和7年5月15日上述三名同期生中村義雄海兵54期三上卓海軍士官10名、橘孝三郎らの愛郷塾関係者陸軍士官学校生徒犬養毅総理射殺した当時霞ヶ浦海軍航空隊操縦学生学生長(学生中の先任者)であった浅水同期生らと相談結果特別弁護人選ばれた同じく特別弁護人となった朝田肆六(海兵54期)らと弁護士塚崎直義訪問し無報酬弁護他の弁護人選任約束取り付け清瀬一郎逸郎などで構成される弁護団結成された。浅水横須賀鎮守府附となり収監され被告人らの面倒をみていたが、支払請け負ったらの書籍購入代金高額になり困惑する一幕もあった。なお海兵同期生は、死後の遺産分配不祥事起こした者の進退問題に関与するなど、家族ぐるみで親しい関係をもっていた。ただし、五・一五事件においては弁護人出さなかったクラスもある。 現職総理現役海軍士官射殺する前代未聞の事件は、世界恐慌の影響疲弊した社会状況ロンドン海軍軍縮条約での統帥権干犯問題などを背景抱えており、被告人に対して批判とともに同情論も存在した海軍部内もその処分を巡って意見分かれたが、厳罰派も同情派も事件の動機が「憂国の情」 に発することを認めて被告人らの心情理解示していたのであり、また新聞世論にも同様の傾向があった。同情派には加藤寛治艦隊派岡村徳長小園安名源田實板谷茂など、大官では田中光顕同調した動きをみせている。 海軍被告裁判高須四郎大佐海兵35期)が裁判長となり、7月24日開廷した。公判が進むに連れて被告人に対する同情論は高まり寄せられ減刑嘆願書697千通。なかには血書1千22含まれていた。9月11日には山本高検察官論告求刑浅水朝田の特別弁論が行われ、山本検察官次の件の要件を満たすことによって反乱罪構成するとして、三上古賀黒岩勇(海兵54期)の三名死刑求刑した。 党を結ぶこと 軍刑法五条には左の規定あります服従の道に違うことを目的として党を結びたる者は云々六月以上五年以下の禁固処す。と規定せられ居るより観るも明なる如くを結ぶことのみにても罪となり処罰せらるることとなっております兵器執ること 現行海軍刑法おいても兵器執りある種犯罪実行したるものは夫々特に重く処罰せらるることと相成っております反乱を為すこと 反乱を為すとは国憲抵抗して暴動を為すことをいうのであります軍人国家の干城として国防の任にあたり又非常警察の場合において国家治安保護の任務服すべきものでありますしかるにその本分に背き国憲抵抗しその治安紊乱する如き行動厳にこれを戒めねばなりません。 — 林正義5・15事件』「東京軍法会議」 これに対し浅水56期代表し熱弁ふるって弁護したこの際浅水の様子は、検察官睨み、卓をたたき、涙ながらのものであり、被告人らも涙を流した新聞その様子を「満員法廷寂として声なし」と報じている。弁論内容次の通り適宜句読点補った)。 (前略)わが級友が、直接行動選ばねばならなかったのは何故でありましょうか。現在日本の世相しからしめたのではありますまいか。憂れうべきこの世相、恐るべきこの国難時局は、一体誰が持ち来らしめるものでしょうか1921年大正10年アメリカ策略は、平和の美名に名をかりて遂にかのワシントン条約つくりあげたのでありました。(中略引き続き起こったのは日本移民排斥法案通過ありました。(中略かくして輝く希望殉国熱誠抱き江田島巣立ち太平洋怒涛の上に立った私達の眼前に展開され世の有様如何でありましたか。主力艦の欠は補助艦をもって、量の欠は質をもって、そしてその燃料爆薬の欠はただ我々の熱と意気をもって補おう日夜研鑽、武を練り技を磨きつつあった私達の眼映った国内有様果たし如何でありましたか。時弊凝って遂に恐るべき議会中心主義となって現れ不戦条約となってその正体暴露し遂に亡国的ロンドン条約締結せられたのでありました。(中略)実にのろうべきロンドン条約ありました。しかも統帥大権干犯せられたというに至っては誠にいうべき言葉知らなかったのであります遂に国難来る。1936年昭和11年国防危機線 - 米国海軍兵力量は名実共に本年1933年をもって日本のそれを凌駕し去ろうとしているのであります。更に翻って国内情勢見れば思想界混乱遂にその極達し国民凶作泣き不況沈み、沈りんのはて乱をさえ思うものがあったではありませんか。(中略彼等心中私達戦友がもっともよく知っております徒に政党財閥攻撃し特権階級非を鳴らすために立った彼等ではないのであります。(中略彼等戦友純一無雑しゅんこ(ママ)として純な一死尽忠誠心のみは是非共これをお汲みとり下さいますことを伏して庶幾奉る次第であります。(後略) — 血で描いた五・一五事件の真相 陸海軍大公判と血盟団公判解説同期生浅水中尉の特別弁論被告らは退廷の際、浅水朝田に「ご苦労でした」と礼を述べている。翌日には海兵40期から58期有志68名によって決議文採択され高須裁判長大角岑生海相野村直邦横須賀鎮守府司令長官提出予定である新聞報じている。11月9日下った判決は、三上古賀禁固15年最高刑であった鈴木貫太郎死刑判決受けたものがいなかったことを「許すべからざる失態」と批判しているが、高須家族に対し「被処刑者英雄視されることを避けたかった」と語っていた。 翌日浅水朝田らと執行猶予となった林正義らの釈放出迎えた。それから数日間らは救国英雄扱いを受け、艦隊派連絡掛の役割担ってゆく。 この事件によって、戦前日本政党政治終焉迎えた池田清は五・一五事件に加わった海軍士官心情につき、エリート意識現実社会低い評価とのギャップ存在指摘している。

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五・一五事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 15:34 UTC 版)

血盟団事件」の記事における「五・一五事件」の解説

詳細は「五・一五事件」を参照 古賀清志中村義雄3月13日に、血盟団残党集め橘孝三郎愛郷塾決起させ、陸軍士官候補生一団加え、さらに、大川周明本間憲一郎頭山秀三援助求めたうえで、再度陸軍決起促し大集団テロ敢行する計画をたて、本事件の数か月後に五・一五事件を起こした西田税陸軍側を説得して同事件への参加阻止したことから、これを裏切り行為見た海軍側は暗殺計画し血盟団員の川崎長光刺客放った事件当日川崎西田自宅訪問し短銃重傷負わせたが、暗殺には失敗する(西田税暗殺未遂事件)。 また事件当日同じく団員だった奥田秀夫明治大学予科生)は、三菱銀行前に手榴弾投げ込み爆発させた。

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