遂にとは?

つい‐に〔つひ‐〕【終に/遂に/×竟に】

[副]

長い時間ののちに、最終的にある結果達するさま。とうとう。しまいに。「—優勝を果たした」「—完成した」「疲れ果てて—倒れた」

多く打消しの語を伴って用いる)ある状態が最後まで続くさま。とうとう。「—現れなかった」「作品は—日の目を見なかった」

「終(つい)ぞ」に同じ。

其の後は—ない存外御無沙汰をいたしました」〈円朝怪談牡丹灯籠

[用法] ついに・とうとう——「苦心の末、ついに(とうとう)完成の日を迎えた」「海外旅行の夢がついに(とうとう)実現した」など、結果現れることを表す意では、相通じて用いられる。◇「とうとう」が長い時間を要してある結果が生じるという意味合いを持つのに対して、「ついに」には長い時間の後、最終的時点新しい何かが実現した、またはしなかったという意味合いがある。また、口頭語としては「とうとう」が多く用いられ、「ついに」は文語的である。◇類似の語に「結局」がある。「結局」には、いろいな経過があったが、という意味合いがある。「ずいぶん頑張ったが、結局成功しなかった」


つい‐に つひ‥ 【終━・遂━】

〔副〕 (名詞「つい(終)」に助詞「に」がついてできたもの)

一つ行為や状態が、ずっと最後まで持続するさまを示す。どこまでもいつまでも。最後まで。

古事記(712)下・歌謡「汝が御子(みこ)や 都毘邇(ツヒニ)知らむと 雁(かり)は卵(こ)産(む)らし」

源氏100114頃)若菜上「いかならん折にか、その御心ばへほころぶべからむと、世の人おもむけ疑ひけるを、つゐに忍び過ぐし給ひて」

行為や状態が、最終的実現するさまを示す。最後に。とうとう。結局。いよいよ。

万葉(8C後)九・一七四〇「息さへ絶えて 後遂(つひに) 命死にける」

徒然草1331頃)四九「耳をふたぎて念仏して、つひに往生を遂けり」

③ (下に打消伴って一つ行為や状態を、今まで経験したことがないと、否定的かえりみる気持表わすいまだかつて。まだ一度も。ついし。ついしか。ついぞ。

*虎明本狂言末広がり室町末‐近世初)「終に都へのぼった事が御ざらぬ」


遂に

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 04:03 UTC 版)

和語の漢字表記

(ついに)

  1. ついに参照


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