つい‐に〔つひ‐〕【▽終に/▽遂に/×竟に】
読み方:ついに
[副]
1 長い時間ののちに、最終的にある結果に達するさま。とうとう。しまいに。「—優勝を果たした」「—完成した」「疲れ果てて—倒れた」
2 (多く、打消しの語を伴って用いる)ある状態が最後まで続くさま。とうとう。「—現れなかった」「作品は—日の目を見なかった」
3 「終(つい)ぞ」に同じ。
「其の後は—ない存外の御無沙汰をいたしました」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
[用法] ついに・とうとう——「苦心の末、ついに(とうとう)完成の日を迎えた」「海外旅行の夢がついに(とうとう)実現した」など、結果が現れることを表す意では、相通じて用いられる。◇「とうとう」が長い時間を要してある結果が生じるという意味合いを持つのに対して、「ついに」には長い時間の後、最終的な時点で新しい何かが実現した、またはしなかったという意味合いがある。また、口頭語としては「とうとう」が多く用いられ、「ついに」は文語的である。◇類似の語に「結局」がある。「結局」には、いろいな経過があったが、という意味合いがある。「ずいぶん頑張ったが、結局成功しなかった」
ついに
出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 00:26 UTC 版)
語源
古典日本語「つひに」 < 「つひ」(終)
副詞
発音(?)
- つ↘いに
翻訳
- アラビア語: أخيرا (ar)
- ウクライナ語: зрештою (uk)
- 英語: finally (en), at last (en)
- エストニア語: lõpuuks (et)
- エスペラント: fine (eo)
- オランダ語: uiteindelijk (nl), ten slotte (nl)
- ギリシア語: τελικά (el)
- グルジア語: საბოლოოდ (ka), ბოლოს (ka)
- スウェーデン語: avslutningsvis (sv)
- セルビア・クロアチア語:
- タミル語: கடைசியாக (ta)
- チェコ語: konečně (cs), nakonec (cs)
- 中国語: 終於 (cmn), 终于 (cmn) (zhōngyú), 總算 (cmn), 总算 (cmn) (zǒngsuàn)
- ドイツ語: endlich (de)
- ナヴァホ語: hónáásiiʼ (nv)
- フィンランド語: lopulta (fi)
- フランス語: enfin (fr)
- ブルガリア語: накрая (bg)
- ポーランド語: w końcu (pl)
- ポルトガル語: por último, por fim (pt)
- ロシア語: наконец (ru)
「ついに」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らはついには別れた
- 彼はついに目標を達成した
- 彼の才能がついに花開いた
- 我々はついに未決定の問題に戻った
- 彼らは意見の相違からついには殴り合いになった
- エンジンはついに停止し,飛行機は地上へ向けてゆっくりと滑空した
- ついに彼は望みのものを手にした
- 彼女はついにインフルエンザで倒れた
- 彼はついに宮殿の奥に入る許しを得た
- 彼はついにその使い方がわかった
- どうしても車が動かなかったのでついに私たちは歩いて行くことにした
- 長い裁判の後で彼はついに無罪だと評決された
- 彼らはついにマイホームを購入した
- ただ1人の病原菌保持者がついには何千人もに感染させることもある
- ついにこれが見つかってとてもうれしいです
- 彼女はついにヘレンという好敵手に出会った
- 私はもっともっと練習してついにその曲をマスターした
- 彼は欲しがっていたものをついに手に入れた
- その借金をついに全部返済した
- 彼女はついにジャックという一生のパートナーを見つけた
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