昭和東南海地震とは?

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昭和東南海地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/06 09:56 UTC 版)

昭和東南海地震(しょうわとうなんかいじしん)は、1944年昭和19年)12月7日午後1時36分から、紀伊半島東部の熊野灘三重県尾鷲市沖約 20 km (北緯33度8分、東経136度6分)から浜名湖沖まで破壊が進行した(震源としては「熊野灘」)M7.9のプレート境界型巨大地震。単に「東南海地震」または「1944年東南海地震」と呼ばれることがある。また当初は遠州沖大地震と呼ばれていたが[1]、東海地域の軍需工場が壊滅的な打撃を受けたことを隠匿するため、「東南海地震」に変更したとする説がある[2][3]




注釈

  1. ^ 例えば、工場で働いていた少女は、同世代の友人が崩れ落ちてきた屋根の下敷きになって死亡するのを目撃し自身も死にかけたが、そうした出来事・被害状況を「決して人に話さないように。話すことはスパイ行為に等しい」などと、教師から指示されたという[28]

出典

  1. ^ 今村明恒(1944)、「遠州沖大地震所感」 『地震 第1輯』 Vol.16 (1944) No.11-12 P.299-303, doi:10.14834/zisin1929.16.299
  2. ^ 山下文男(2002):『君子未然に防ぐ-地震予知の先駆者今村明恒の生涯-』. 東北大学出版会, NAID 10018887562
  3. ^ 「1944東南海地震・1945三河地震」『災害教訓の継承に関する専門調査会報告書』 2007年 中央防災会議 Archived 2012年3月20日, at the Wayback Machine.
  4. ^ a b c d e f g h i j NHK歴史証言アーカイブス[証言記録 市民たちの戦争]封印された大震災〜愛知・半田〜”. NHK (2011年8月10日). 2016年3月12日閲覧。
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  6. ^ a b c 極秘 昭和十九年十二月七日 東南海大地震調査概報 中央気象台 1945-02-20 三秀舎
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  8. ^ a b 山下文男 『隠された大震災』 東北大学出版会、2009年
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  11. ^ 古村孝志, 中村操、「1944年東南海地震記録の復元と関東の長周期地震動」 『物理探査』 2006年 59巻 4号 p.337-351, doi:10.3124/segj.59.337
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  13. ^ 武村雅之、虎谷健司、1944年東南海地震の広域震度分布の再評価と被害の特徴 日本地震工学会論文集 Vol.15 (2015) No.7 特集号「第14回日本地震工学シンポジウム」その1 p.7_2-7_21, doi:10.5610/jaee.15.7_2
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  15. ^ 飯田汲事(1985) (PDF) 飯田汲事(1985): 東海地方地震・津波災害誌2章 東南海地震の地変及び地盤の破壊
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  17. ^ 宇津徳治 『世界の被害地震の表』 1990年
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  20. ^ Ishibashi(1981), Earthq. Pred., Ewing Ser. 4, 297-332
  21. ^ a b 谷岡勇市郎、「津波波形から推定された1944年東南海地震及び1946年南海地震のすべり量分布の解釈」 『地學雜誌』 2001年 110巻 4号 p.491-497, doi:10.5026/jgeography.110.4_491
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  23. ^ 第151回地震予知連絡会資料 (PDF)
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  27. ^ a b c d 特集まるごと「“隠された地震”掘り起こす」”. NHK Web News (2014年12月5日). 2016年3月12日閲覧。
  28. ^ 当時の少女本人へのインタビューによる体験談(TBS報道特集、2010年8月14日放送)
  29. ^ 佐藤浩、青山雅史、米軍空中写真を用いた尾鷲市南部の1944年東南海地震による津波痕跡の判読 『日本地理学会発表要旨集』 2014年度日本地理学会春季学術大会 セッションID:624
  30. ^ a b 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書(1944東南海地震 1945三河地震) -第1章 東南海地震の災害の概要- (PDF) 中央防災会議
  31. ^ 首藤伸夫、越村俊一、佐竹健治、今村文彦、松冨英夫 『津波の事典』 朝倉書店、2007年
  32. ^ 高松宮宣仁親王著、嶋中鵬二発行人『高松宮日記 第七巻 昭和十八年十月一日~昭和十九年十二月三十一日』中央公論社、1997年7月、589頁。ISBN 4-12-403397-4「(12月8日記事、地震発生7日)◎午前地震アリ、横振レノミ大ユレナリ。船酔ヒノ気持チ悪キヲ感ズル程ナリ。之デ東海道線故障不通トナリ、夜行デ呉ヘ普練水上班ノ「鹿島」デノ射撃見ニユク予定止メトナル。アトデ聞ケバ遠州灘ノ陥没ニテ大井川鈴川ノ鉄橋降下シ各所ニ脱線アリ、四十輌ノ貨車ガ倒レ火災トナリシモノアリ。名古屋、沼津間ノ事故ニシテ九日夕刻単線開通ノ見込トノコト。」
  33. ^ 1944年東南海地震前の潮位変化と当時の潮位資料 (PDF) 小林昭夫・真砂礼宏・吉田明夫・檜垣将和 験震時報第65巻 pp.1-43
  34. ^ 物理で探る生きものらしさの源 大沢 文夫”. Scientist Library. JT生命誌研究館 (2006年). 2019年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月7日閲覧。
  35. ^ a b 大内徹、張泰雨、黄清華、他:Korea 及びその周辺域の地震・火山活動とアジア東縁のテクトニクスー地震活動に現われる潜在構造 神戸大学都市安全研究センター研究報告 2002-03 研究報告6:211-227, ISSN 13429167
  36. ^ 銭州海嶺における地震活動と広域地震活動との関係について (PDF) 地震予知連絡会会報 第50巻
  37. ^ 銭州海嶺における地震活動と広域地震活動との関係について(2) (PDF) 地震予知連絡会会報 第51巻
  38. ^ 第151回地震予知連絡会資料 (PDF)
  39. ^ Mogi, K., 1984, temporal variation of crustal deformation during the days proceeding a thrust-type great earthquake: The 1944 Tonankai Earthquake of magnitude 8.1, Japan PAGEOPH,122,765-780.
  40. ^ 木股文昭、鷺谷威 「水準測量データの再検討による1944 年東南海地震プレスリップ」 (PDF)
  41. ^ 小林昭夫 「体積歪計観測網による東海地震の前兆すべりの検知能力」 (PDF)
  42. ^ 2011年 東北地方太平洋沖地震 過去に起きた大きな地震の余震と誘発地震 Archived 2012年3月28日, at the Wayback Machine. 東京大学地震研究所 広報アウトリーチ室


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