えきじょうか‐げんしょう〔エキジヤウクワゲンシヤウ〕【液状化現象】
⇒液状化1
液状化現象
読み方: えきじょうかげんしょう
【英】: liquefaction of earth
【英】: liquefaction of earth
液状化現象とは、広い意味で土が抵抗力を失った現象である。 すなわち、地下水面下の砂質土や地盤が地震などによる振動や衝撃の作用を受けて変形すると、地盤中の間隙{かんげき}水圧が急激に上昇し、これに伴い砂粒子間の支持構造が破壊されて、一時的に非常に濃い懸濁液に変わる現象をいう。液状化現象を起こした砂は、著しく支持力が低下し、1964 年の新潟地震における、埋め立て地の液状化現象によるビルの倒壊はその実例として注目された。 |

液状化現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 17:59 UTC 版)
液状化現象(えきじょうかげんしょう)は、地震の際に、地下水位の高い砂地盤が振動により液体状になる現象。単に液状化(えきじょうか、英: liquefaction)[1]ともいう。
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- ^ 建築学会(1991年) pp.138-139
- ^ 建築学会(1991年) pp.140-142
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- 1 液状化現象とは
- 2 液状化現象の概要
- 3 側方流動
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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