ディーゼルはいき‐びりゅうし〔‐ビリフシ〕【ディーゼル排気微粒子】
ディーゼル排気微粒子
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ディーゼル排気微粒子(ディーゼルはいきびりゅうし、英語:Diesel Particulate Matter、略称:DPM、Diesel Exhaust Particles、略称: DEP)とは、ディーゼルエンジンの排気に含まれる微粒子成分[注 1]を指し、濃度が高い場合は黒煙として見ることができる。その成分には発ガン性が指摘されるものや呼吸器疾患の原因物質として考えられているものが含まれていて、古くから研究が続けられている。また、ディーゼルエンジンに触媒を用いた排気浄化装置が長らく実用化されなかった理由の一つでもある。
注釈
- ^ ディーゼル排気粒子(DEP),環境再生保全機構
- ^ 燃料がインテークマニホールドで気化しにくい低温始動時や、ガソリン直噴エンジンで起こりやすい。
- ^ ガソリン、ディーゼル共に、アイドリングは200 - 300℃、全負荷時は700 - 800℃と同程度であるが、ディーゼルエンジンは部分負荷時の空燃比が低い(使用燃料が少ない)ので、酸化触媒もガソリンエンジンと同程度の温度で働くものは使えない。
出典
- ^ 杉本和俊著 『ディーゼル自動車がよくわかる本』 山海堂 2006年7月24日初版第1刷発行 ISBN 4381077709
- 1 ディーゼル排気微粒子とは
- 2 ディーゼル排気微粒子の概要
- 3 関連項目
ディーゼル排気微粒子
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ディーゼル車の排気に含まれる微粒子。(DEP または DPM)PM2.5の大部分を占めているという研究もある。DPFの採用によりディーゼル車の排気中の粒子状物質は大きく低減した。近年は直噴ガソリンエンジンからの粒子状物質も懸念されており、2017年には直噴ガソリン車およびディーゼル車からのPM2.5の排出実態の調査を行い、排気ガスによる大気環境影響について評価が行われた。
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