ディーゼル機関の試用とは? わかりやすく解説

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ディーゼル機関の試用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 22:31 UTC 版)

国鉄キハ07形気動車」の記事における「ディーゼル機関の試用」の解説

1936年に、GMH17をベース日本国内鉄道車両用機関の有力メーカー3社の手によってディーゼル化したエンジン試作され、これらを搭載し比較試験を行うためにキハ42000形と機関系統機器以外は同一車両が3両、キハ42500形という別形式製造された。 この時試作されたのは新潟鐵工所LH8、池貝鉄工所8HSD13、三菱重工業8150の3社3種で、いずれもGMH17を基本とする縦型8気筒150馬力ディーゼル機関であった。前2社が渦流式の副燃焼室を持つ排気量16990ccの渦流室式、三菱直接燃焼室燃料噴射する排気量19467ccの直噴式、と各社自社の得意とする技術生かした仕様での独自設計で、各部様々な差違があり、特に前2社製と三菱製では口径ストローク共に異なシリンダヘッド周辺始め相互間の部品の互換性はなかった。 これら3種による試験結果比較悪質な燃料での使用に耐え、シリンダ内圧が低いため工作技術面でのハードル低く、また海外特許輸入部品への依存度が低いため国内生産容易な渦流室式の採用決定され鉄道省試験参加した3社と川崎車輌神戸製鋼所共同設計で、標準型8気筒150馬力ディーゼル機関設計試作が行われたが、実質的に新潟鐵工所LH8Xの直系というべき設計となった。なお、戦時体制への移行機関開発中断され実車試験実施されなかったが、この機関戦後DMH17ディーゼルエンジン原型機となった

※この「ディーゼル機関の試用」の解説は、「国鉄キハ07形気動車」の解説の一部です。
「ディーゼル機関の試用」を含む「国鉄キハ07形気動車」の記事については、「国鉄キハ07形気動車」の概要を参照ください。

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