ディーゼル時代への突入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:07 UTC 版)
「ヴァナヤン自動車工場」の記事における「ディーゼル時代への突入」の解説
SATとタンペラによって製造されたヴァナハ ガソリンエンジンは、ライセンス生産下で製造された古いアメリカ製のエンジンであった。顧客はより強力なディーゼルエンジンを求めており、最初のディーゼルモデルは、ケンパー(Kämper)とザウラーのエンジンの採用を行っている。VATはズードヴェルケの2ストロークディーゼルエンジンのテストも行っているが、製造されたのは試作車1台のみであった。当時ディーゼルエンジンの輸入許可を取得するのは困難であり、これが要因となり自動車販売は伸び悩んでいる。中には購入者が独自で輸入したボルボやメルセデス・ベンツ製のディーゼルエンジンを自ら提供し、組み立てラインで注文した車両に取り付けが行われていた。 1955年、VATは直列6気筒、90馬力のレイランド製0.350ディーゼルエンジン2基の購入を行っている。しかし、このエンジンは非効率的であることが判明し、翌年、VATはvan Doorne's Automobilfabriek NVによってオランダで製造されたより強力なレイランド300型エンジンの発注を行っている。 1956年、VATはアンサルドおよびケンパーを買収。アンサルドでは、海洋および産業用途向けの100 hpから8,000 hpのエンジンを提供している。ケンパー製品は14 hpから150 hpの間で提供が行われている。直列6気筒130 hpのケンパー製エンジンがヴァナヤ車のオプションとして採用が行われている。
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