足尾鉱毒事件
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足尾鉱毒事件(あしおこうどくじけん)または足尾銅山鉱毒事件(あしおどうざんこうどくじけん)は、19世紀後半の明治時代初期から栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺で起きた、日本初の公害事件。
注釈
出典
- ^ “「田中正造が愛したもの」展 11月29日まで”. 朝日新聞デジタル. (2020年11月19日) 2020年11月29日閲覧。
- ^ 新聞集成明治編年史編纂会編『新聞集成明治編年史 第6巻(限定再版)』林泉社、1940年、p.132
- ^ 東京日日新聞
- ^ 中外商業新報
- ^ 足尾銅山鉱毒研究 農学会会報16号
- ^ a b 田川大吉郎 1909.
- ^ a b 宇井純 「技術導入の社会に与えた負の衝撃」国連大学人間と社会の開発プログラム研究報告、1982年(「戦後の低迷と再発」の章を参照)
- ^ a b 足立旬子 (2014年8月29日). “くらしナビ・環境:足尾銅山の記録映画「鉱毒悲歌」、40年がかりで完成 苦難の闘い、証言で残す”. 毎日新聞 (はてな) 2014年9月7日閲覧。
足尾鉱毒事件
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「足尾鉱毒事件」も参照 かねてより足尾銅山の鉱毒被害は問題となっており、1895年(明治28年)には、栃木県知事佐藤暢と群馬県知事中村元雄は連名で政府に足尾銅山に関する要望書を提出するが、榎本はこれを放置。1896年9月の大洪水で鉱毒被害が拡大・激化。翌1897年2月、田中正造が国会で鉱業停止を命じない理由の回答を求める質問書を提出し、政府の取り組みを非難する演説を行った。これに勢いづいた被害農民は1千名を超える陳情団(第1回大挙東京押出し)を上京させ、榎本は3月5日、被害農民と面談した。3月18日、先の田中の質問に対して、政府は榎本と内務大臣樺山資紀の連名で「示談契約は古河鉱業と被害農民の民事上の問題であり政府は関与しない。鉱業停止も鉱業条例に適合するか断言できない。但し政府は黙視していたわけではない」という回答書を出したが、この回答は被害農民の反発を招き、第2回大挙東京押出しを引き起こす。3月23日、榎本は谷干城や津田仙の助言を受け入れ、津田の案内で現地を視察。同日夜、大隈重信に相談し、24日に鉱毒調査委員会を設置した。27日に再度陳情団と面談の後、29日に大臣を引責辞任、前官礼遇を受ける。なお辞表では「脳症に罹り激務に耐えがたい」ことを辞任理由としている。
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足尾鉱毒事件
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奥邃はまた足尾銅山操業停止と鉱毒被害民救済を訴え続けていた田中正造に紹介され、正造が1901年12月10日に天皇直訴を試みた翌月の『日本人』誌上に正造の行動と心事を擁護し、政府の責任を厳しく追及、11月には正造に伴われて被害地を視察する。それ以後、二人の交流は田中が死ぬまで続いた。田中の日記の記述から、新井の著作の相当数を読んでいたことは間違いない。一方、1911年(明治44年)4月に政府の臨時治水調査会に提出された田中の「元谷中村急水留ノ要求及耕作回復ノ陳情書」と「治水工事少ク成績多キ先決問題請願ノ陳情書」は、その執筆にかかわった島田宗三によると、新井、逸見斧吉、および木下尚江が改訂補修し、特に前者の「論旨と文体は改竄に近い程新井先生の筆が加わっており、此点田中、新井両翁の合作と云ってもよい程のものである」と述べている。 また翌年の6月、谷中村の「土地収用補償金額裁決不服訴訟」の途中で東京の谷中村救済会が解散したため控訴審を担当する弁護士がいなくなり、田中や残留民が新たに弁護士を依頼する資金もない窮地に陥ったとき、新井が門下の中村秋三郎を紹介したこともよく知られている。
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足尾鉱毒事件
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栃木県・群馬県の渡良瀬川周辺で発生し現在も鉱毒の流出が続いている足尾銅山の公害事件。原因企業は古河鉱業(現・古河機械金属)である。 詳細は「足尾鉱毒事件」を参照
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