足尾本山駅とは? わかりやすく解説

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足尾本山駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 05:32 UTC 版)

足尾本山駅
旧足尾本山駅(2005年9月)
あしおほんざん
Ashio-Honzan
間藤 (1.9 km)
所在地 栃木県日光市足尾町本山
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)*
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 足尾線
キロ程 46.0 km(桐生起点)
電報略号 ホサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1914年大正3年)8月15日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)3月29日[1]**
備考 貨物専用駅
  • *わたらせ渓谷鐵道の駅としては未開業のまま、1998年(平成10年)6月2日に免許失効
  • **JR東日本の駅として
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足尾本山駅(あしおほんざんえき)は、栃木県上都賀郡足尾町本山(現在の日光市足尾町本山)にあった東日本旅客鉄道(JR東日本)足尾線廃駅)である。1914年の開業以来、貨物専用駅であった。1973年(昭和48年)に足尾銅山が閉山して以降も、DE10形+トキ25000形+車掌車による貨物列車が引き続き運転されていた。

歴史

現在の状況

承継当時のバブル期には旅客にて運行再開計画があったが、バブル崩壊による日本景気低迷などにより計画は白紙となり、そのまま免許失効になった。免許失効後しばらくの間は、仮の車止めを設置していたが、現在は新しく鉄道用の車止めが間藤駅に設置されている。一旦線路は途切れるが、300 m先にある踏切までは線路がそのままになっている。切り通しになっているが崩壊しており、夏場には雑草がうっそうと茂っている。踏切部分の線路はアスファルトで埋められているが、この先はそのまま現存している。所々斜面が崩落していて、復旧は困難である。赤倉地区あたりで治山工事が行われているため、免許線部分は立ち入り禁止になっている。本山前にある腕木式信号機もそのまま残っている。駅のあった場所は、工場敷地(跡)の中にあり、立ち入り禁止になっている。貨物駅であったためホームなどは最初から無かった。

間藤 - 足尾本山駅区間は落石や踏切の撤去はあるものの、ほぼ当時の姿を残している。

踏切の線路はすでに撤去されており、法律上は踏切ではないが、警報機などの踏切施設は残っている。

NHK BSプレミアムで2015年7月23日放送(2016年8月11日再放送)『中井精也のてつたび』「わたらせ渓谷鐵道」の回で、現在の管理者である古河機械金属の同行のもとで跡地が撮影され、ほぼ廃止時点のまま施設が残されていることが判明した[3]

その他

  • 整理券に「足尾本山駅」がインプットされているが手前の間藤駅が終点であるため、通常発行されない。免許にて足尾本山まで申請していたが、方向幕は最初から用意されていなかった。ちなみに間藤駅が「16」、桐生駅が「00」である。
  • JR東日本に継承されたが、JRの列車は旅客、貨物共に一度も当駅に発着することがなく廃駅となった。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
足尾線(廃止)
間藤駅 - 足尾本山駅

脚注

  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、465頁。ISBN 9784533029806全国書誌番号: 99032190 
  2. ^ 「鉄道院告示第70号」『官報』1914年8月24日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 中井精也の公式ブログ『鉄道写真家 中井精也の1日1鉄!』6月22日(月曜日)

関連項目




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