未成線
未成線(黒松内 - 岩内)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 03:42 UTC 版)
「岩内線」の記事における「未成線(黒松内 - 岩内)」の解説
もともとこの路線は瀬棚 - 寿都 - 岩内 - 然別間の鉄道敷設運動の結果、一部区間が承認されて建設された路線である。また、太平洋戦争後、函館本線の急勾配を緩和するバイパスルートとして、「後志國黒松内ヨリ岩内附近ニ至ル鐵道」(改正鉄道敷設法別表第130号ノ2。1953年(昭和28年)8月1日に公布・施行された「鉄道敷設法等の一部を改正する法律」(昭和28年法律第147号)によって追記。43.9km)が計画された。 1957年(昭和32年)4月3日に調査線、1964年(昭和39年)6月25日に工事線となり、黒松内 - 湯別間では1968年(昭和43年)まで営業していた寿都鉄道の路盤跡を転用することも内定し、現地測量も進んでいた。1972年(昭和47年)12月24日に着工が認可されたが、岩内駅付近など一部の用地買収が行われたのみで、後に工事は中止された。 未成区間は雷電海岸を経由し、第3雷電トンネル (5232m)、第2雷電トンネル (580m)、刀掛トンネル (3160m)、尻別トンネル (605m) などの長大トンネルも計画されていた。 計画されていた駅 岩内駅 - 敷島内駅 - 雷電駅 - 港町駅 - 磯谷駅 - 美谷駅 - 歌棄駅 - 湯別駅 - 中の川駅 - 黒松内駅 岩内 - 湯別間は日本海沿いを通る計画で、磯谷駅、歌棄駅は内陸を通る函館本線の目名駅(旧・磯谷駅)、熱郛駅(旧・歌棄駅)とは別位置。
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