岩日北線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 10:00 UTC 版)
(旧)岩日線のうち、錦町駅から日原駅までの区間については日本鉄道建設公団が岩日北線として1967年11月19日から建設が行われていたが、同駅以南の特定地方交通線指定に伴って建設が凍結された。 このうち錦町から六日市(島根県鹿足郡吉賀町)までの区間は大半の路盤が完成していた。この路盤の有効活用策として、(旧)錦町により錦町駅から雙津峡温泉近くの周防深川付近までは「岩日北線記念公園」として整備され、2002年からタイヤ付き遊覧車(愛称:とことこトレイン)が運行されている。錦町駅すぐ北の広瀬トンネル内は蛍光石とブラックライトを用いたイルミネーションが施され、「きらら夢トンネル」の名称がつけられている。とことこトレインの終点となっている雙津峡温泉駅は、山口県岩国市錦町深川2343付近に所在する。 なお、この遊覧車の運行は、(旧)錦町(現在の岩国市錦総合支所)から錦川鉄道への委託によるものであるが、鉄道事業法に基づく鉄道事業ではなく岩日北線記念公園の「園路」内を走行する遊具としての位置づけで運行されている。運行期間は3月から11月の土日祝日と、春休み・夏休み中のみ(団体客向けには随時運行)。 周防深川駅 - 高根口駅間にある第三須川トンネルは、現在防災科学技術研究所の錦地震観測施設として活用されている。 六日市駅付近は六日市温泉「ゆらら」(道の駅むいかいち温泉)が建設されており、六日市トンネル(高根口 - 六日市間)から六日市温泉にかけては遊歩道として整備されている。
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