近江鉄道宇治山田延伸構想とは? わかりやすく解説

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近江鉄道宇治山田延伸構想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/20 18:30 UTC 版)

近江鉄道宇治山田延伸構想(おうみてつどううじやまだえんしんこうそう)は、滋賀県に鉄道路線を持つ近江鉄道貴生川駅より、三重県に入って、現在の伊賀鉄道伊賀線(起業廃止認可時は近鉄伊賀線)の広小路駅まで鉄道路線を延伸し[1]、伊賀線・近鉄大阪線近鉄山田線に乗り入れて宇治山田駅まで直通運転を行おうとした構想である[2]。この路線を「近江鉄道上野線」と称している文献もある[2]


注釈

  1. ^ 草津線関西本線などを建設した私鉄で、鉄道国有法により国鉄の一部となる。
  2. ^ 1929年大阪電気軌道に合併、同時に参宮急行電鉄に路線を賃貸。1931年正式譲渡。
  3. ^ 伊賀線直通参急線乗換え説あり[1]
  4. ^ 同じように参宮急行電鉄も、軌間1067mmの伊勢電気鉄道近鉄名古屋線伊勢線の前身)を買収したあと、当時の社長であった種田虎雄の発案で、伊勢中川駅 - 桜井駅を三線軌条化し、桜井駅から大阪鉄道近鉄南大阪線の前身)橿原神宮前駅までを新規建設し、そこから大阪阿部野橋駅に至るという、名阪直通構想を立てていた。それに基づき、2227系に狭軌化対応改造を施したりもした。

出典

  1. ^ a b c d e f g 『私鉄車両めぐり83 近江鉄道上』、87頁
  2. ^ a b c 『全国未成線徹底検証 私鉄編』、66頁
  3. ^ 『私鉄車両めぐり83 近江鉄道上』、84頁
  4. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1928年10月16日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 『地方鉄道及軌道一覧. 昭和18年4月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 辻良樹『関西鉄道考古学探見』JTBパブリッシング、56頁


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