JTBパブリッシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/31 15:55 UTC 版)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒135-8165 東京都江東区豊洲5-6-36 豊洲プライムスクエア |
設立 | 2004年10月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 1011101038290 |
事業内容 | 印刷出版物の発行・販売、広告掲載営業、カスタム出版、デジタルコンテンツ販売、Webサービス、会員サービス等 |
代表者 | 代表取締役社長 今井敏行 |
資本金 | 10億円 |
売上高 | 50億8193万1000円(2022年度) |
従業員数 | 255名(2022年3月) |
主要株主 | 株式会社JTB 100% |
外部リンク | https://jtbpublishing.co.jp/ |
株式会社JTBパブリッシング(JTB Publishing Inc.)は、日本の出版社で、持株会社であるJTBの完全子会社である。本社を東京都江東区に置く。
概要
これまでのJTBの出版部門を分社する形で、2004年10月1日にJTB出版事業局、系列編集会社のるるぶ社、専門販社であるジェイティービー出版販売の商品販売部門を統合し設立(JTB時代の沿革はJTBの項を参照)された。
旅行会社であるJTBの出版部門を統括する会社であり、「JTB時刻表」を始めとする各種鉄道時刻表(大手私鉄では東急電鉄・京阪電気鉄道が利用者向け冊子時刻表の製作を委託している)や「るるぶ」「Visita」などの旅行情報誌、各種旅行ガイドブック、各言語の会話集、地図、日本語以外の言語による日本紹介書、旅行・紀行・鉄道関連の単行本(JTBキャンブックスやJTBマイロネブックス)などの発行を手がけている。
また、ウェブサイト「るるぶ.com」の運営を始めとするデジタルコンテンツの開発・販売も手がけている。
出版物を巡るトラブル
日本海の表記
同社が2005年1月から発行した「JTBキャンブックス 韓国鉄道の旅」に掲載されていた地図で、日本海の表記が「東海」となっていたことが、2012年1月に判明した。同社はこの本について、同年1月26日付で絶版とし、書店から回収した[1][2][3]。
未完成イラストの掲載
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)公式ガイドブックの発行元となったが、絵本作家の青山邦彦に「レイアウト検討のために」スマートフォンで撮影させて提出させた未完成のイラストをそのまま、見開き2ページにわたって掲載して同年3月19日に発売した。同社は「弊社と印刷会社との間におけるデータの確認が不十分」であったと釈明し、同社Webサイトで訂正版の掲載を行うなどの措置をとると同月に表明した[4][5]。
脚注
- ^ “JTB系韓国ガイド絶版 日本海を「東海」と表記”. 日本経済新聞. (2012年1月28日) 2012年11月10日閲覧。
- ^ “「JTBキャンブックス 韓国鉄道の旅」が日本海を「東海」と表記 絶版へ”. MSN産経ニュース. 産経新聞. (2012年1月28日). オリジナルの2012年1月28日時点におけるアーカイブ。 2022年10月11日閲覧。
- ^ 『「JTBキャンブックス 韓国鉄道の旅」絶版について』(PDF)(プレスリリース)JTBパブリッシング、2012年1月27日。オリジナルの2012年1月31日時点におけるアーカイブ 。2022年10月11日閲覧。
- ^ 芹澤隆徳 (2025年3月28日). “「前代未聞」と作者も驚いた「大阪・関西万博公式ガイドブック」の“描きかけイラスト” 経緯と今後の対応を発行元を聞いた”. ITmedia NEWS. 2025年3月31日閲覧。
- ^ “お詫びとお知らせ 『2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博公式ガイドブック』イラストの誤掲載について”. 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 (2025年3月28日). 2025年4月1日閲覧。
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
- JTBパブリッシングのページへのリンク