大臣とは?

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おおい‐もうちぎみ〔おほいまうちぎみ〕【大臣】

だいじん(大臣)2」に同じ。


だい‐じん【大臣】

国務大臣または各省大臣の称。→省1

律令制で、太政官長官太政大臣左大臣右大臣内大臣をいう。おおいもうちぎみ。おとど。おおおみ


おお‐まえつぎみ〔おほまへつぎみ〕【大臣】

天皇御前仕え高官の意》「だいじん(大臣)2」に同じ。


おお‐おみ〔おほ‐〕【大臣】

大化以前大和朝廷で、大連(おおむらじ)と並んで朝政を執った最高官


おお‐もうちぎみ〔おほまうちぎみ〕【大臣】

だいじん(大臣)2」に同じ。


おとど【殿/大臣】

《「おおとの」の音変化か》

貴人邸宅敬称御殿(ごてん)。

「—の瓦さへ残るまじく吹き散らすに」〈源・野分

貴人や、大臣(だいじん)・公卿(くぎょう)などの敬称

「さぶらひ給ふ右大将の—」〈宇津保・俊蔭〉

貴婦人女房乳母(めのと)などの敬称

命婦(みゃうぶ)の—」〈・九〉


だい‐じん【大尽/大臣】

財産多く持っている人。財産家大金持ち

遊里多くの金を使って豪遊する客。


おおい‐もうちぎみ おほいまうちぎみ 【大臣】

〔名〕 令制で、太政官(だいじょうかん)の上官。太政大臣左右大臣、内大臣等の総称槐門蓮府だいじん

古今(905‐914)哀傷・八四八詞書河原のおほいまうちぎみの身まかりての秋」


おお‐おみ おほ‥ 【大臣】

〔名〕 大和政権での最高執政官一つ。臣(おみ)は大和地方土着の豪族与えられた姓(かばね)で、そのうち大連(おおむらじ)とともに大和朝廷の最高執政官となったものを称した。平群巨勢葛城蘇我氏などが任じられた。おおまちぎみ。おおみ。おおいまちぎみ

古事記伝(1798)二九「大臣は意富淤美と訓べし。〈略〉さて大臣と云号は、師も云れたる如く後世如き官名には非ず

[補注]書紀雄略即位前(図書寮本訓)」に「遂に共に間(ひとま)を得て円大臣(つぶらのオホオネ)の宅に逃げ入る」とあるのは、写本に「(オホオ)弥」とあったものを「(オホオ)祢」と誤ったものか。


おお‐まえつぎみ おほまへつぎみ 【大臣】

〔名〕 (「大前つ君」の意) 天皇近く仕える者。朝廷大官おおまちぎみ。おおいまちぎみ

万葉(8C後)一・七六ますらをの鞆(とも)の音すなりもののふの大臣(おほまへつきみ)立つらしも」


おお‐まちぎみ おほ‥ 【大臣】

〔名〕 =おおおみ(大臣)

書紀720神武即位甲寅年一〇月(寛文版訓)「是の時に勅(みことのり)をもて、菟狭津媛を以て侍臣(オホマチキミ)天種(あまたね)子命に賜妻(あはせたま)ふ」


おおみ おほみ 【大臣】

〔名〕 大化前代の姓の名。臣姓のうち、有力な者に与えられた。

古事記(712)下「乃ち其の天皇の頸を打ち斬り都夫良意富美(オホミ)の家に逃げ入りき」


おお‐もうちぎみ おほまうちぎみ 【大臣】

〔名〕 =おおおみ(大臣)


たい‐しん【大臣】

〔名〕

① (「たい」「しん」はそれぞれ「大」「臣」の漢音臣下の中で、身分も高く権勢のある人。重要な家臣。⇔小臣

本朝文粋(1060頃)二・令上封事詔〈慶滋保胤〉「大臣重祿不諫、小臣罪不言」〔礼記‐礼運〕

② ⇒だいじん(大臣)


だい‐じん【大臣】

〔名〕 (「だい」「じん」はそれぞれ「大」「臣」の呉音

政務執り行なう高官。重要な臣下たいしん

翁問答(1650)上「国持作法をよくまもり、家老大臣(だいジン)をうやまひ」

令制で、太政官の上官。すなわち、太政大臣左大臣右大臣内大臣などの称。おとど。おおおみおおいもうちぎみ

続日本紀慶雲二年(705四月丙寅職掌既比大臣官位亦超諸卿

源氏100114頃)若紫「大臣ののちにていてたちもすへかりける人の世のひかものにて」

国務大臣および各省大臣の称。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕

明治元年一八六八)から同二年七月までは、三等官以上、すなわち輔相議定・知官事一二三陸海軍将・参与・副知官事知府事議長弁事判官事・判府事・一等知県事を、また、同六年二月から同一八年一二月までは、諸省の長官を、外国に対していう際の呼称

第三三一明治元年1868)閏四月二一日(法令全書)「以上三等官外国に対し大臣と称す


だい‐じん【大尽・大臣】

〔名〕

財産多く持っている人。大金持資産家豪家富豪

仮名草子元の木阿彌1680)上「ぱっぱの大小金つばに、熊谷笠を引かふて、七八文字はだかりて、だいじんらしく歩くもあり」

遊里などで金銭多く使って豪遊する客。

評判記色道大鏡(1678)一「大臣(ダイジン) 傾城買の上客をさしていふ」

③ 「だいじんまい大尽舞)」の略。

雑俳柳多留七八(1823)「大尽は座舗大黒庭て舞」

④ (大尽) 大の月のこと。また、その最終の日(陰暦では三〇日)。小の月最終日小尽という。

史記抄(1477)九「十一月は大尽と見へたぞ」


おとど【大殿・大臣】

〔名〕 (「おおとの(大殿)」の変化した語)

建物を尊んでいう。

(イ) 貴人邸宅やその中の建物を尊んでいう。御殿

宇津保(970‐999頃)俊蔭「おとどの上の瓦くだけて、花のごとく散る」

(ロ) (「馬場(うまば)のおとど」の形で) 騎射(うまゆみ)、競馬(くらべうま)を見るために馬場設け簡略建物

(ハ) (「夜のおとど」の形で) 宮中清涼殿内にある天皇御寝所

邸宅住む人尊敬していう。「…のおとど」「…おとど」の形で、「殿」や「様」の意を表わすことが多い。

(イ) 家の主人である貴人

宇津保(970‐999頃)俊蔭「さぶらひ給ふ右大将のおとど、御馬をひきまはして」

(ロ) とくに大臣をさしていう。官職名ではない。

宇津保(970‐999頃)国譲下「左大臣のおとど、世の中をまつりごち」

女主人尊称

源氏100114頃)野分「北のおとどのおぼえを思ふに」

女房尊称

落窪(10C後)二「おとど独子(ひとりご)なりければ」


大臣

読み方:オトド(otodo)

貴人邸宅


大臣

読み方:オオオミ(ooomi)

大和朝廷執政官


大臣

作者三島由紀夫

収載図書三島由紀夫短篇全集
出版社新潮社
刊行年月1987.11

収載図書決定版 三島由紀夫全集 17 短編小説
出版社新潮社
刊行年月2002.4

収載図書ラディゲの死 17改版
出版社新潮社
刊行年月2006.1
シリーズ名新潮文庫


大臣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 01:52 UTC 版)

大臣(だいじん)は、本来は皇帝国王などを輔弼して国政を司る重要官職だが、今日一般的には君主制共和制かにかかわらず、政府を構成し、各行政部門の長に位置する官職を指す。


  1. ^ この他、官職に準じる待遇の准大臣があった。


「大臣」の続きの解説一覧

大臣

出典:『Wiktionary』 (2020/03/21 01:25 UTC 版)

名詞

  1. ダイジン君主臣下高位にある者。ある官庁における長である場合が多い。
    1. 国の重責を担う家臣官吏重臣
    2. 歴史中国における官名清代における軍機大臣など。
    3. 歴史太政官における太政大臣左大臣右大臣及び内大臣など。おとどおおいもうちぎみおおまちぎみおおまえつぎみ
    4. 日本政府内閣構成員である国務大臣
    5. 日本以外の政府官庁長の訳語。主にminister系統対するもの。君主国における場合又はその伝統に基づく国である場合多く共和国にあっては長官と訳すのが一般的
  2. おおおみ大和朝廷における役職おみのうち有力な者が就任し、政権中枢を担った。
  3. おとど太政官職において大臣の職にある者の尊称大殿。大臣職のことを言うものではないことに注意

翻訳

語義1




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