史記とは?

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しき【史記】

中国二十四史の一。黄帝から前漢武帝までの二千数百年にわたる通史前漢司馬遷撰。本紀12・表10・書8・世家(せいか)30列伝70の全130巻。紀伝体の祖で、注釈書多数ある。


し‐き【史記】

1⃣ 〔名〕

歴史記録したもの歴史書

史記抄(1477)一七「孔子の作た春秋一国の史記なり」〔史記‐太史公自序

② (━する) 歴史として書きしるすこと。

米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二「古今進歩、之を史記して聞かしむることなく」

2⃣ 中国正史一三〇巻。前漢司馬遷撰。同褚少孫補。二十四史第一黄帝から前漢武帝に至る紀伝体史書で、十二本紀帝紀)・十表・八書・三十世家七十列伝分かち記述漢書をはじめ後世正史日本の「日本書紀」などの模範となった。劉宋の裴駰(はいいん)の「史記集解」、唐の司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」、明の凌稚隆の「史記評林」などの注釈書が知られている。太史公書


史記 (しき)

中国前漢ぜんかん]の時代司馬遷しばせん]が書いた中国の歴史書です。当初は『太史公書』と言われていましたが、三国時代さんごくじだい以後、『史記』と言うようになりました。

関連項目

史記〈孝文本紀第十/〉


史記〈夏本紀第二、秦本紀第五/(高山寺本)〉

主名称: 史記〈夏本紀第二、秦本紀第五/(高山寺本)〉
指定番号 120
枝番 00
指定年月日 1952.11.22(昭和27.11.22)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡典籍
ト書 本紀 天養二年書写奥書
員数 2巻
時代区分 平安
年代 1145
検索年代
解説文: 平安時代作品

史記〈呂后本紀第九/〉


史記〈孝景本紀第十一/〉

主名称: 史記〈孝景本紀第十一/〉
指定番号 218
枝番 00
指定年月日 1955.06.22(昭和30.06.22)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡典籍
ト書 延久年暮大江家国書加点奥書
員数 1巻
時代区分 平安
年代 1703
検索年代
解説文: 平安時代作品

史記〈巻第三、第四/〉


史記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 22:30 UTC 版)

史記』(しき)は、中国前漢武帝の時代に、司馬遷によって編纂された中国の歴史書である。二十四史の一つで、正史の第一に数えられる。計52万6千5百字。著者自身が名付けた書名は『太史公書』(たいしこうしょ)であるが、後世に『史記』と呼ばれるようになるとこれが一般的な書名とされるようになった。


注釈

  1. ^ 「太史公自序」では、司馬氏はもともと周の史官であったとするが、実際には春秋時代以前の司馬氏の来歴については信頼できない。司馬遷の祖先のうち、最も早く史実である可能性が高いものは、紀元前4世紀末に少梁に居住した秦人であったという記録である(吉本1996、p.193)。
  2. ^ 現行の「孝武本紀」は司馬遷の手によるものではない。「太史公自序」によれば、司馬遷の手による「今上本紀」が存在していたことは分かるが、早くに亡佚している。現行の本紀は前漢の褚少孫が補作したものとも言われるが、内容が「封禅書」の大部分をそのまま採録したものであり、褚少孫の補作ですらないとする見解(銭大昕)もある。
  3. ^ 渡邉義浩も『ファミ通』の三国志特集にて、演義がおよそ10倍の誇張をしていたのをもとに「どの時代もそんなものだった」としている。
  4. ^ 増田欣『『太平記』の比較文学的研究』p112-p125(角川書店、1976年)の算出方法による。また、『太平記』章段の事書は西源院本に基づく。なお、例えば楚漢の興亡が『平家物語』・『平治物語』・『源平盛衰記』で紹介されているように、種々の軍記物語が『史記』にみえる説話を用いている。しかし、『史記』のテキストとの比較により、これらの軍記物語と『史記』との直接的関連を否定するのが通説的見解のようである。増田・前掲書p207以降。『平家物語』につき、山下宏明ら編・軍記文学研究叢書5『平家物語の生成』p129(汲古書院、1997年)。
  5. ^ 川瀬一馬『足利學校の研究』p32(講談社、1974年)。もっとも、『史記』は足利学校で教材とされる唯一の史書であり続けた訳ではなく、享保13年(1728年)の蔵書目録には『両漢書』・『通鑑』などがみえる。同書p167・p253。なお、「三注」とは『古注蒙求』・『千字文注』・『胡曾詩註』をいう

脚注

  1. ^ 川勝 1973, pp. 7-10.
  2. ^ 川勝 1973, pp. 31-33.
  3. ^ 川勝 1973, pp. 34-38.
  4. ^ 川勝 1973, p. 39.
  5. ^ 川勝 1973, pp. 39-41.
  6. ^ a b 青木 1984, p. 176.
  7. ^ 川勝 1973, p. 65.
  8. ^ 増井 1987, p. 9.
  9. ^ 川勝 1973, p. 41.
  10. ^ a b c 吉本 1996, p. 125.
  11. ^ 川勝 1973, pp. 46-47.
  12. ^ 吉本 1996, p. 140.
  13. ^ 吉本 1996, pp. 220-221.
  14. ^ 吉本 1996, pp. 159-160.
  15. ^ 吉本 1996, pp. 73-79.
  16. ^ 吉本 1996, pp. 184-185.
  17. ^ a b c d e 米田 & 永田 1983, p. 118.
  18. ^ 吉本 1996, pp. 186-187.
  19. ^ 吉本 1996, p. 187.
  20. ^ 増井 1987, pp. 19-10.
  21. ^ 内山 2003, pp. 17-18.
  22. ^ 青木 1984, pp. 176-177.
  23. ^ a b c d 宮崎 1979, pp. 18-19.
  24. ^ 水澤 1984, pp. 163-164.
  25. ^ 吉川 2010, pp. 15-16.
  26. ^ a b c 吉本 1996, p. 216.
  27. ^ a b 川勝 1973, pp. 28-29.
  28. ^ 吉本 1996, p. 220.
  29. ^ 川勝 1973, pp. 56.
  30. ^ 川勝 1973, pp. 58-59.
  31. ^ 宮崎 1979, p. 150.
  32. ^ a b 宮崎 1979, pp. 20-22.
  33. ^ a b 吉本 1996, p. 211.
  34. ^ a b c d 吉本 1996, p. 213.
  35. ^ 吉川 2010, pp. 10-11.
  36. ^ 吉川 2010, pp. 8-9.
  37. ^ 宮崎 1979, p. 191.
  38. ^ 史記列伝・解説
  39. ^ 岡田正之『近江奈良朝の漢文學』p26・p62(養徳社、1946年)。
  40. ^ 指定文化財|国宝|史記孝文本紀第十(宮城県)
  41. ^ 『日本国見在書目録』の撰述時期は、未確定だが、本項では大庭脩『古代中世における日中関係史の研究』p299(同朋舎出版、1996年)を参照。
  42. ^ 中西進・厳紹編『日中文化交流史叢書 第6巻・文学』p207(大修館書店、1995年)の算出方法による。
  43. ^ 福井保『紅葉山文庫』p39(郷学舎、1980年)。





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