小川環樹とは? わかりやすく解説

小川環樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 06:58 UTC 版)

小川 環樹
人物情報
生誕 (1910-10-03) 1910年10月3日
日本京都府京都市
死没 1993年8月31日(1993-08-31)(82歳)
出身校 京都大学
学問
研究分野 中国文学
研究機関 京都大学
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小川 環樹(おがわ たまき、1910年明治43年)10月3日 - 1993年平成5年)8月31日)は、日本中国文学者京都大学名誉教授。士解京都府京都市出身。主著に「唐詩概説」「蘇軾」など初学者向けの啓蒙書や訳書も多数著している。角川書店新字源』編者の一人。

略歴

学歴

職歴

家族・親族

なお、末弟の小川〔疑問有りーノート参照〕滋樹ますき第二次世界大戦で戦病死している。

業績

学位論文後に「中国詩人選集」の編者代表。他にも多数の編著があり角川書店で「新字源」など漢和辞典の編集にも参与している。

単著・訳書

  1. 中国文学史論考
  2. 唐詩概説、唐詩を中心にしてほか
  3. 宋代の詩人と作品の概説、陸游ほか
  4. 中国小説史の研究ほか
  5. 随想ほか、著作目録・年譜・索引

共訳書

  • 『中国古典詩集Ⅱ 唐詩・宋詩・宋』(筑摩書房〈世界文学大系7B〉、1963年)
    • 「唐詩」を編・解説、「宋詩」を編訳・解説担当。筑摩叢書版「宋詩選」は改訂版
    • 新装版 『筑摩世界文学大系8 唐宋詩集』(筑摩書房、1975年)。「唐詩」は今鷹真等、「宋詞」は村上哲見が訳担当
  • 三国志 通俗演義』(岩波書店、1968年)、武部利男共編訳
  • 世界古典文学全集20 司馬遷 史記列伝』(筑摩書房、1969年)、今鷹真・福島吉彦と共訳
  • 『司馬遷 史記世家』(岩波文庫 全3巻、1980-1991年)、今鷹真・福島吉彦と共訳
  • 羅貫中 『完訳 三国志(演義)』(改版全8巻、岩波書店、1983年 / 岩波文庫、1988年、ワイド版2011年)、金田純一郎と共訳(旧版全10巻)
  • 王維詩集』(岩波文庫、1972年)、都留春雄・入谷仙介共編訳
  • アーサー・ウェイリー李白』(岩波新書、1973年、復刊1988年・2019年ほか / 岩波書店「評伝選」、1994年)、栗山稔共訳
  • 『蘇東坡集 中国文明選2』(朝日新聞社、1973年、再版1977年)、山本和義共訳・解説
  • 『蘇東坡詩選』(岩波文庫、1975年)、山本和義共訳
  • 『蘇東坡詩集』(4巻目まで刊、筑摩書房、1983-1990年)、山本和義と編集委員
  • 千字文』 (岩波書店、1984年 / 岩波文庫、1997年、ワイド版2001年)、木田章義共注・解説
  • 『呉船録、攬轡録、驂鸞録』(范成大平凡社東洋文庫、2001年)、共訳・弟子らにより改訂

共編著

回想記

  • 『東方学回想 Ⅸ 先学を語る〈6〉』(刀水書房、2000年)、弟子達の座談での回想

脚注

  1. ^ 訳注は今鷹真・入谷仙介筧文生・福本雅一。元版は上記の世界文学大系・筑摩世界文学大系、及び世界文学全集




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