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日本語の世界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 00:38 UTC 版)

日本語の世界 > 日本語の世界

日本語の世界』(にほんごのせかい)は、日本語全般の論集、1980年から1986年に中央公論社(全16巻)でシリーズ刊行された。

概要

編者代表は大野晋丸谷才一。数冊が中央公論新社になった中公文庫で再刊された。

著者(編者)たちは、著名な国語学者作家文芸評論家(外国文学研究者)が半数ずつだった。最終回刊行の松村明は約3年、その前の井上ひさし(遅筆で有名)は、約2年以上遅れた出版となっている。

刊行書目

  1. 日本語の成立』(大野晋、1980年)
    • 新版『日本語はいかに成立したか』(中公文庫、2002年)
  2. 『日本語の展開』(松村明、1986年)
  3. 『中国の漢字』(貝塚茂樹小川環樹編、1981年)
  4. 『日本の漢字』(中田祝夫・林史典、1982年)
    • 新版『日本の漢字』(中公文庫、2000年)
  5. 仮名』(築島裕、1981年)
  6. 『日本語の文法』(北原保雄、1981年)
  7. 『日本語の音韻』(小松英雄、1981年)
  8. 『言葉・西と東』(徳川宗賢、1981年) - 主に方言
  9. 沖縄の言葉』(外間守善、1981年)
    • 新版『沖縄の言葉と歴史』(中公文庫、2000年)
  10. 『日本語を生きる』(井上ひさし編、1985年)
  11. 『詩の日本語』(大岡信、1980年)
    • 新版『詩の日本語』(中公文庫、2001年)
  12. 戯曲の日本語』(木下順二、1982年)
  13. 小説の日本語』(野口武彦、1980年)
  14. 散文の日本語』(杉本秀太郎・大槻鉄男、1981年)
  15. 翻訳の日本語』(川村二郎池内紀、1981年)
    • 新版『翻訳の日本語』(中公文庫、2000年)
  16. 国語改革を批判する』(丸谷才一編、1983年)
    • 新版『国語改革を批判する』(中公文庫、1999年)
    • 国語改革の歴史:戦前(大野晋
    • 国語改革の歴史:戦後(杉森久英
    • 現代日本語における漢字の機能(岩田麻里)
    • 国語改革と私(入沢康夫
    • 「日本語改革」と私:ある国語生活史(山崎正和
    • 言葉と文字と精神と(丸谷才一

関連文献

  • 大野晋・丸谷才一 『対談 日本語で一番大事なもの』 中央公論社、1987年/中公文庫、改版2016年
  • 大野晋編 『対談集 日本語を考える』 中公文庫、改版2002年
  • 丸谷才一 『完本 日本語のために』 新潮文庫、2011年
    日本語のために』、『桜もさよならも日本語』(各・新潮社、のち新潮文庫)の各一部を再編した新版。
  • 司馬遼太郎 『対談集 日本語と日本人』 中公文庫、改版1997年
    • 『司馬遼太郎対話選集2 日本語の本質』 文春文庫、2006年、相手は一部変更(大野・丸谷・徳川等との対話を収録)
  • 大野晋・森本哲郎・鈴木孝夫 『日本・日本語・日本人』 新潮選書、2001年
  • 鈴木孝夫 『閉された言語・日本語の世界』 新潮選書、増訂版2017年/『著作集 2』 岩波書店、2000年

関連項目




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