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尾崎雄二郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 13:07 UTC 版)

尾崎 雄二郎
人物情報
生誕 1926年????
日本東京
死没 2006年12月8日(2006-12-08)
出身校 東亜同文書院大学中退・京都大学
学問
研究分野 東洋学中国語・中国語音韻
研究機関 京都大学京都大学人文科学研究所
学位 文学博士(京都大学)
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尾崎 雄二郎(おざき ゆうじろう、1926年 - 2006年12月8日)は、日本中国研究者。専門は中国語音韻学京都大学名誉教授。

経歴

1926年東京生まれ。旧姓は清水。1943年4月、上海東亜同文書院大学予科入学(第44期生)。1945年、日本の敗戦によって東亜同文書院大学が廃校となり京都大学に改めて入学し吉川幸次郎等に師事。1951年京都大学文学部文学科卒業。1956年京都大学大学院修了。立命館大学講師を経て、1959年京都大学教養部講師、1970年に助教授、1971年教授。1975年京都大学人文科学研究所教授、1987年同・所長。1986年、『中国語音韻史の研究』で京都大学より文学博士の学位を取得[1]1989年に京都大学停年退官。京都大学名誉教授。2004年春、瑞宝中綬章[2]

業績

中国語音韻史の分野において上古音についての研究を進めた。また、漢字研究に取り組み、段玉裁説文解字注』の訳著(全8巻の予定)に尽力したが、眼疾の原因等により5巻(金冊1981年・石冊1986年・糸冊1989年・竹冊1991年・匏冊1993年)のみ刊行だった。

著作

単著

  • 『中国語音韻史の研究』東洋学叢書 創文社、1980年2月。
  • 『漢字の年輪』角川書店、1989年4月。

編著・共著

脚注

  1. ^ 尾崎雄二郎『中国語音韻史の研究』(文学博士論文)京都大学、1986年1月23日。 NAID 500000002512。学位授与番号: 乙第5766号。 
  2. ^ 平成16年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 4 (2004年4月29日). 2004年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月25日閲覧。
  3. ^ 小南一郎・高田時雄・木田章義・平田昌司・森賀一恵にて「座談会 先学を語る―尾崎雄二郎先生」を、『東方学(144)』(東方学会、2022年7月)で行った。
  4. ^ 元は師・吉川の講義筆録で、1950年代後半から60年代初頭に行った

参考文献




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