説文解字注(段注本)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:07 UTC 版)
清の段玉裁が著した『説文解字注(中国語版、英語版)』30巻(段注、嘉慶20年(1815年)刊)は、説文解字に対する注釈の最高峰と言われ、清の訓詁学の到達した一つの頂点として知られている。しかしながら、多数の文献を出典を明記せずに引用し、また誤りもあるので、例えば誤りを校正した馮桂芬の『説文解字段注攷正』など、読解にあたっては副読本を手元に置いた方が良い。『大漢和辞典』の引く説文は段玉裁による変更が加わっている場合があるので注意が必要である。 説文解字注の訓読・注の訳書は東海大学出版会より全8巻の予定で刊行が計画されたが、監訳者尾崎雄二郎の眼疾を原因とする引退等により5巻(金冊1981年・石冊1986年・糸冊1989年・竹冊1991年・匏冊1993年)のみ刊行された。
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説文解字注
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 08:36 UTC 版)
『六書音韻表』を公刊後は、段玉裁の研究は『尚書』『周礼』『詩経』などの経文解釈に注がれた。 最大の業績が後漢の許慎が著した『説文解字』に対する注解である。『説文解字注』は『六書音均表』と相互に関連付けられるように執筆がなされた。
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