丸子実業高校バレーボール部員自殺事件
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丸子実業高校バレーボール部員自殺事件(まるこじつぎょうこうこう バレーボールぶいん じさつじけん)とは、長野県丸子町(現・上田市)の長野県丸子実業高等学校(現・長野県丸子修学館高等学校)に通っていた当時1年生の男子生徒が、2005年(平成17年)12月6日に自宅で自殺した事件。生徒の自殺の原因が当時所属していたバレーボール部でのいじめにあったとして生徒の母親とバレーボール部関係者の間で争われた。生徒の母親は、いじめを苦に自殺したとしてバレーボール部員等に損害賠償を求めて提訴したが、バレーボール部員等も生徒の母親に精神的苦痛を受けたとして逆提訴。2009年(平成21年)3月6日、長野地方裁判所の判決では、生徒の母親の主張は認められず、生徒の母親がバレーボール部員等に損害賠償を支払うように命じた。生徒の母親は判決を不服として、3月12日に東京高等裁判所に控訴したが、同年10月14日付で控訴を取下げたため、長野地方裁判所の判決が確定した。
- ^ 東えりか (2016年2月17日). “『モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』“でっちあげ”ふたたび”. HONZ. 2016年4月19日閲覧。
- ^ 町田光 (2016年3月29日). “息子を自殺に追い込んだ母親は、いじめをでっち上げ、校長を殺人罪で告訴した【長野・高校生自殺事件の真実】”. ダ・ヴィンチニュース. 2016年4月19日閲覧。
- ^ 『モンスターマザー ――長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(福田ますみ著、新潮社)3~4ページ
- ^ 『モンスターマザー ――長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(福田ますみ著、新潮社)26ページ、174ページ
- ^ 『モンスターマザー ――長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(福田ますみ著、新潮社)245~246ページ
- ^ 元校長への名誉棄損認定 高1自殺で遺族に賠償命令 - 中日新聞、2011年1月14日(インターネットアーカイブ)。
- ^ 日弁連広報誌『自由と正義』2012年9月号
- 1 丸子実業高校バレーボール部員自殺事件とは
- 2 丸子実業高校バレーボール部員自殺事件の概要
- 3 経緯
- 4 マスメディアの取材
- 5 脚注
- 6 外部リンク
固有名詞の分類
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