山中伸弥とは? わかりやすく解説

山中伸弥

読み方:やまなかしんや
英語:Shinya Yamanaka

iPS細胞( 人工多能性幹細胞)を開発したことで知られる医学者1962年大阪生まれ神戸大学医学部卒業2012年ノーベル医学賞受賞者である。

山中伸弥は、大学卒業後に整形外科医として病院勤務経験した後、医学研究者に転身した経歴を持つ。大阪市立大学大学院薬理学学び直した後、1993年米国カリフォルニア州グラッドストーン研究所Gladstone Institute)に留学し、そこでiPS細胞の研究開始した

米国での約3年研究生活の後、山中伸弥は日本に帰国し、日本学術振興会大阪市立大学などを経て奈良先端科学技術大学院大学移籍した2003年科学技術振興機構JST)から5年間で3億円の支援を受けることが決まり研究の末iPS細胞の開発成功した2004年に山中伸弥は京都大移籍しiPS細胞の研究続け2006年マウスにおけるiPS細胞生成方法確立した

2012年10月ノーベル賞受賞者発表され、山中伸弥は英国生物学者ジョン・ガードンと共にノーベル医学賞受賞者選ばれた。受賞者平均年齢より7歳ほど若い50歳での受賞マウスでのiPS細胞作成から約6年というスピード受賞といった点も注目集めた

なお、山中伸弥と共にノーベル医学賞受賞したジョン・ガードンは、クローン技術開発者であり、iPS細胞連なる研究分野開拓者ともいえる人物である。ノーベル賞受賞時点で齢79歳、研究成果から約50年経て受賞となった

山中伸弥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 09:30 UTC 版)

山中 伸弥(やまなか しんや、1962年昭和37年〉9月4日 - )は、日本医師医学者学位医学博士大阪市立大学大学院1993年)。京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授[1]カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上席研究員。日本学士院会員。




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