か‐てん【加点】
加点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 15:47 UTC 版)
シリア文字では、さまざまな目的のために文字の上下に点を打った。 まず、d と r の文字がほとんど同形になっていたので、区別のために d は文字の中に、r は文字の上に点を打つことで区別した。 また、名詞の単数形と複数形は母音でのみ区別され、綴りの上に違いが現れなかったので、複数形では上にトレマに似た点を打つことで区別した。ほかにも点を上に打ったり下に打ったりすることで同綴語を区別した。 後世には、母音をより正確に表すための記号が発達した。西方書体ではギリシア文字の母音(Α Ε Η Ο ΟΥ)に由来する記号を文字の上か下に小さく記した。東方書体では点の打つ位置と個数で母音を区別した。 ほかに、発音しない子音(黙字)を示す記号や、破裂音と摩擦音を区別するための記号が使われることもあった。
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