返り点とは? わかりやすく解説

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かえり‐てん〔かへり‐〕【返り点】

読み方:かえりてん

漢文訓読で、返り読み順序を示すために施される符号漢字左下小さく記入するもので、「レ、一・二・三上・中・下、甲・乙・丙天・地・人」などがある。


返り点

作者森瑤子

収載図書東京発 千夜一夜
出版社朝日新聞社
刊行年月1996.5
シリーズ名朝日文芸文庫


漢文訓読

(返り点 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 03:15 UTC 版)

漢文訓読(かんぶんくんどく)とは、漢文の語順構成を維持しながら、訓点を付して日本語の文体に置き換えて読解すること。




「漢文訓読」の続きの解説一覧

返り点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 09:42 UTC 版)

漢文訓読」の記事における「返り点」の解説

レ点雁点レ点ついている字をまず読んだ後にその字の上の字を読む。レ点で済む部分全てレ点済ましその他の二字以上返る返り点も上位の返り点がどうしても必要な部分以外は最下位一二点で済ます。 レ点のつくところで改行すると、次の行の先頭レ点がある。これは以下に紹介する返り点にはない属性である。 点の形がカタカナのレに似ていたことが呼び名の由来である。かつては雁金点(かりがねてん)と称された。当初は文字文字の間に「∨」のように書かれ、その形が雁の飛ぶ様に見えたためである。 一二(三)一、二(三)ついている順に読む。以下同様。二字以上返るときに使う。 上(中)下点 しくみは一二点と同じ。一二点範囲をまたぐときに用いる。但し返るのが1回だけのときは中は使わず上と下を使う。 甲乙(丙)点 しくみは一二点・上(中)下点と同じ。上下点範囲をまたぐときに用いる。また、一二点範囲をまたぎ3回以上連続2字以上返る場合は、一二点より上位の返り点が4つ必要だが、上(中)下点は3つまでしかないため、上(中)下点を飛ばしてこの甲乙(丙)点を使用する甲乙丙点は理論上は癸までの10個あるといえる)。 天地(人)点 しくみは一二点・上(中)下点・甲乙(丙)点と同じ。甲乙丙点の範囲をまたぐときに用いる。但し返るのが1回だけのときは人は使わず天と地を使う。 元亨(利貞)点 もしくは 乾坤点 天地人点の範囲をまたぐときに用いとされる。「元亨利貞」は易の言葉である。この記号を使わなければ訓読できないほど構造込み入った文は、まれである。 ハイフン竪点熟語をひとまとまりに扱う。2字上の熟語返ってくる時に使う必要が出てくる。例えば、吾日三二-省吾身一 は「吾日に吾が身三省す」と読む。「身」を読んだ直後に「三省」を読むのであるまた、この場合、二点はハイフン繋がれ熟語の1字目の左下につける

※この「返り点」の解説は、「漢文訓読」の解説の一部です。
「返り点」を含む「漢文訓読」の記事については、「漢文訓読」の概要を参照ください。

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