時制とは? わかりやすく解説

じ‐せい【時制】

読み方:じせい

tense動詞の表す動作作用時間関係を表す文法範疇(はんちゅう)。現在・過去・未来のほか、言語によっては、完了不完了過去過去における継続繰り返し行為を表す)・過去完了未来完了などを区別するものもある。時相


時制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 17:40 UTC 版)

時制(じせい)、時称(じしょう)、あるいはテンス英語: tense)とは、発話の中で規定される言語学的な時間を示す文法範疇である[1]。一般に動詞標識として現れるが、名詞に時制が現れる言語もある[2][3]現在時制過去時制未来時制の3つを動詞の形態論において区別する言語 (例:フランス語) も存在する一方、過去と非過去のみを区別する言語、未来と非未来のみを区別する言語 (例:ヤガリア語英語版)、動詞の形が時制によって全く変化しない言語も存在する[4]日本語における動詞の時制は、非過去の「ル」と過去の「タ」で表される。時制は同じく動詞の文法範疇であるとまとめてTAM (Tense-Aspect-Modality) とも呼ばれる[5][6]




「時制」の続きの解説一覧

時制(羅: tempus)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:24 UTC 版)

ラテン語の文法」の記事における「時制(羅: tempus)」の解説

現在(羅: praesens) 発話時点起きている事象を表す。Servus vīnum ad villam portat. 奴隷ワインを館へ運ぶ。 未完了過去(羅: imperfectum) 過去継続して起きていた事象を表す。Servus vīnum ad villam portābat. 奴隷ワインを館へ運んでいた。 未来(羅: futurum simplex未来起き事象を表す。Servus vīnum ad villam portābit. 奴隷ワインを館へ運ぶつもりだ。 完了(羅: perfectum) 過去起きた事象、あるいは現時点完了した事象を表す。Servus vīnum ad villam portāvit. 奴隷ワインを館へ運んだ過去完了(羅: plusquamperfectum) 過ぎ去った過去時点完了した事象を表す。Servus vīnum ad villam portāverat. 奴隷ワインを館へ運び終えていた。 未来完了(羅: futurum exactum) 未来のある時点完了した事象を表す。Servus vīnum ad villam portāverit. 奴隷ワインを館へ運び終えているだろう。

※この「時制(羅: tempus)」の解説は、「ラテン語の文法」の解説の一部です。
「時制(羅: tempus)」を含む「ラテン語の文法」の記事については、「ラテン語の文法」の概要を参照ください。

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時制

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 05:02 UTC 版)

名詞

じせい

  1. (言語学) 動詞文法範疇のひとつで、動詞が示す出来事起こった時間現在過去未来などのうちのどれに当たるかを示すもの。
  2. 時刻表示規約

発音(?)

じ↗せー

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